第29回ひまわりの花畑まつり｜みどり市｜2024

2024年10月12日（金）～10月14日（月・祝）、群馬県みどり市で『ひまわりの花畑まつり』が開催されまする。みどり市笠懸町吹上地区では、20万本のひまわりが植栽され、10月上旬～10月中旬に見頃を迎えます。イベント日には、源頼朝の騎射に由来する「笠懸の武技」も披露されています。

疾走する馬上から矢を射る流鏑馬「笠懸の武技」も

「地域づくり、むらづくり活動」・「環境整備（環境美化）」の一環として、遊休農地を活用したひまわりの植栽。

1996年に始まった花畑は、地域住民が種蒔きから除草まですべてボランティアとして携わって、美しい花を咲かせています（8月に種を蒔いています）。

みどり市笠懸町は、古来「笠懸野」と呼ばれた地で、鎌倉時代にこの地で源頼朝が騎射を催したときに、風で飛ばされた笠を射させたことに由来する地名と伝承されています。
「笠懸の武技」は、流鏑馬（やぶさめ）と比較してもより実戦的で標的も多彩なため坂東武士の射術鍛錬（軍事訓練）として中世に奨励されたもの。
犬追物、流鏑馬とともに騎射三物（きしゃみつもの）と称されました。
みどり市では、平成元年に800年ぶりに再現され、地元有志による「笠懸保存会」が伝承しています。

本来は、250mの馬場で馬を駆けながら、3つの的を次々に射る勇壮な行事ですが、『ひまわりの花畑まつり』会場では距離を縮め、2つの的を射る略式で行なわれます。

笠懸の武技のほか、和太鼓演奏、吹奏楽演奏、大道芸、ハワイアンダンス、さらには地場産品直売なども行なわれます。