昭和9年に国の名勝及び天然記念物に指定された高千穂渓谷。阿蘇カルデラの火砕流台地を五ヶ瀬川が侵食してつくり出した深いV字形渓谷の神秘的な景色を心ゆくまで楽しむには川沿いに整備された遊歩道を歩くのがいちばん。紅葉の見頃は例年11月中旬~11月下旬。
発達した柱状摂理や渓谷に落ちる滝は大迫力
高千穂大橋や神橋付近から遊歩道に入り、槍飛橋を渡り、稲の自生する美禄田、伝説の秘められた七ヶ池を通り、「日本の滝百選」にも選ばれた美しい真名井の滝を見て、御橋(御塩井駐車場)にいたるという約2kmのコースがおすすめ。
御橋(みはし)を渡ると遊覧ボート乗り場があるので、目線を変えて渓谷を楽しみたい人には観光協会が運営する「高千穂峡遊覧ボート」の利用を(ただし観光シーズンには整理券が発行されるほど混雑します)。
高千穂大橋駐車場から御橋の遊覧ボート乗り場までを歩き通しても1km、30分ほど。
時間を短縮の場合には神橋(しんばし)たもとのあららぎ駐車場に車を入れて往復するプランを。
あららぎ駐車場〜甌穴〜神硯の石〜槍飛橋(やりとびばし=五ヶ瀬川を渡る)〜鬼八の力石(きはちのちからいし)〜滝見台(対岸に真名井の滝を眺望)〜おのころ池〜御橋・御塩井駐車場〜遊覧ボート乗り場。
「鬼八の力石」は、三毛入野命(みけいりのみこと=高千穂神社の祭神)が悪さをする鬼八(きはち)を退治しようとした際に、鬼八が三毛入野命に投げつけ、力自慢をしたと伝わる石です。ただし重さは推定で200トンあります。
神橋から上流の高千穂神社へは九州自然歩道「高千穂コース」(全長53km)が通じています。
高千穂峡遊歩道 | |
名称 | 高千穂峡遊歩道/たかちほきょうゆうほどう |
所在地 | 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井 |
関連HP | 高千穂町観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 高千穂バスセンターからタクシーで7分 |
ドライブで | 九州自動車道松橋ICから約70km |
駐車場 | 高千穂大橋駐車場(30台/無料)、あららぎ駐車場(50台/有料)、御塩井駐車場(36台/有料)など |
問い合わせ | 高千穂町観光協会 TEL:0982-73-1800/FAX:0982-73-1213 |
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