天岩戸神社

高千穂町にある古社で総延長300kmの『ひむか神話街道』の北の起点が天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)。社伝によれば天照大神(あまてらすおおみかみ)の命により、葦原中国(あしはらのなかつくに)を統治するため高天原から日向国の高千穂峰に降りたった瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が鎮祭されたのがここ。岩戸隠れ伝説を伝える社です。

岩戸隠れ伝説の天岩戸の洞窟が西本宮の御神体

天岩戸を御神体とする西本宮
天照皇大神が最初に住んだ地を祀る東本宮

岩戸川をはさみ、東本宮と西本宮があり、西本宮の対岸、岩戸川断崖の中腹には、天照大神が弟の素差男命(すさのおのみこと)の乱暴に怒り、身を隠したとされる有名な天岩戸(あまのいわと)の洞窟があります。

西本宮の御神体は拝殿の対岸にあるこの洞窟(天岩戸)のため本殿はなく祭神は大日霎尊(大日霊命・おおひるめのみこと)。
東本宮の祭神は天照大神。

天岩戸周辺は神職でさえ足を踏み入れることのできない神域ですが、授与所に願い出れば西本宮拝殿の裏側に天岩戸が見える天岩戸遥拝所から参拝することが可能です(受付時間8:30~16:30/寸志)。

近くには、天照大神が洞窟にこもった際に、八百万の神々が集い神議をしたといわれる天安河原があるので、ぜひ寄り道を。

例祭は、東本宮が9月22日(終日神楽奉納)・9月23日(午前中神楽奉納)、西本宮が5月2日(終日神楽奉納)・3日(午前中神楽奉納)。
11月3日10:00~22:00には無形文化財指定の岩戸神楽33番の公開祭が斎行されています。

参道横には天岩戸神社徴古館があり、高千穂で出土した石鏃、勾玉、管玉、丸玉、土器など古代高千穂の貴重な資料を展示(石鏃が最も多く516点、勾玉、管玉、丸玉、小玉などの装身具123点、土器類209点、石斧120点)。

東本宮の本殿の裏に湧く御神水
天岩戸神社
名称 天岩戸神社/あまのいわとじんじゃ
所在地 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073
関連HP 天岩戸神社公式ホームページ
電車・バスで 高千穂バスセンターから宮崎交通バス天岩戸神社行きで16分、天岩戸神社前下車、徒歩すぐ
ドライブで 九州自動車道松橋ICから約70km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 天岩戸神社 TEL:0982-74-8239/FAX:0982-74-8911
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

天安河原

2017年8月19日

 

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