奈良町資料館

奈良町資料館

奈良県奈良市西新屋町、元興寺の門前町として栄え、かつての奈良町の面影を今に伝える西新屋町にある私設の資料館が奈良町資料館。昭和60年にオープンした資料館の館内では、奈良町に伝わる元興寺ゆかりの仏像や各種民具、懐かしい昔の看板など数千点を収集展示しています。

「身代わり申(さる)」のお守りも販売

奈良町資料館が建つのは宝徳3年(1451年)に焼失した元興寺の本堂があったあたり。
館内にはかつてこの地にあり、宝徳3年(1451年)の土一揆で焼失した諾楽(なら=奈良)左京の服部堂を再建し、福徳の女神、吉祥天女(きっしょうてんにょ)を祀った吉祥堂もあり良縁、子宝に恵まれるパワースポットとして参詣者が後を絶ちません。
また、奈良町で盛んな庚申信仰(こうしんしんこう)を背景に、奈良町の軒先にぶら下げる「庚申さん」で有名な「身代わり申(さる)」のお守りも販売。
庚申信仰の本尊・青面金剛(しょうめんこんごう=中国の道教思想に由来する庚申講の本尊)の使いの猿をかたどったお守りで、災厄を代わりに引き受けてくれるありがたい品です。

「庚申さん」などの庶民信仰を含め、訪れる人に「奈良的らしさ」を伝えたいというのが、南哲郎館長の考えです。

奈良町資料館
名称 奈良町資料館/ならまちしりょうかん
所在地 奈良県奈良市西新屋町12
関連HP 奈良町資料館公式ホームページ
電車・バスで 近鉄奈良駅から徒歩15分
ドライブで 京奈和自動車道木津ICから約8km
駐車場 なし/ならまちセンター駐車場(374台/有料)など周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 奈良町資料館 TEL:0742-22-5509/FAX:0742-27-5166
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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