甘樫丘・甘樫丘展望台

甘樫丘・甘樫丘展望台

奈良県高市郡明日香村豊浦にある丘陵が甘樫丘(あまかしのおか)。明日香のほぼ中心にある標高148mの「国見の丘」で、丘全体が国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区になっています。北側にある甘樫丘展望台からは、西に畝傍山(うねびやま)、その背後には二上山がそびえる飛鳥らしい眺望を得ることができます。

畝傍山二上山を眺望

甘樫丘・甘樫丘展望台

古代には、甘樫丘(あまかしのおか)で「盟神探湯(くがたち)」(煮え湯の入った釜に手を入れ「正しき者には火傷なし、偽りし者は火傷あり」という裁判)が行なわれ、蘇我蝦夷(そがのえみし)、入鹿が館を築いたとされていますが、周辺には丘も多く、実際にはどの丘だったのかは特定されておらず、もっとも眺めのいい丘をその地と推定しているのです。

国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区には北側の甘樫丘展望台(豊浦展望台)、南側の川原展望台という2ヶ所の展望台があり、大和平野の南部にそびえる大和三山(畝傍山、天香久山、耳成山)を眺望できます。

藤原京を中心に西の畝傍山、北の耳成山、東の天香久山と三角形をかたどって取り囲む位置関係から様々な推測が生まれています。
甘樫丘は、藤原京を北側の眼下にすることから飛鳥時代には「国見の丘」とも呼ばれていました。
『万葉集』にも登場するこの大和三山を見渡す一等地を時の権力者が見逃すはずもなく、蘇我蝦夷・入鹿の邸宅があったとする根拠も、その視界の良さにあります。

甘樫丘・甘樫丘展望台
畝傍山(うねびやま)の背後には二上山が
甘樫丘・甘樫丘展望台
名称 甘樫丘・甘樫丘展望台/あまかしのおか・あまかしのおかてんぼうだい
所在地 奈良県高市郡明日香村豊浦
関連HP 国営飛鳥歴史公園公式ホームページ
電車・バスで 近鉄橿原神宮前駅から奈良交通バス飛鳥方面行きで7分、甘樫丘下車、徒歩10分
ドライブで 西名阪自動車道郡山ICから約19km
駐車場 飛鳥歴史公園甘樫丘地区駐車場(30台/無料)
問い合わせ 国営飛鳥歴史公園飛鳥管理センター TEL:0744-54-2441
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
甘樫丘

甘樫丘

飛鳥(あすか=明日香村)の中心に位置する標高147.7mの小高い丘が甘樫丘(あまかしのおか)。東麓は、大化の改新以前に蘇我蝦夷(そがのえみし)・蘇我入鹿(そがのいるか)の屋敷があったと推定される場所。一帯は歴史公園(国営飛鳥歴史公園甘樫丘地

国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区

国営飛鳥歴史公園甘樫丘地区

奈良県高市郡明日香村、高松塚周辺地区、石舞台地区、甘樫丘地区、祝戸地区、キトラ古墳周辺地区の5地区(総面積60ha)からなる国営飛鳥歴史公園で、甘樫丘(あまかしのおか)を中心とした25.1haという広大な面積を誇るエリアが甘樫丘地区です。甘

 

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