大和西大寺駅

奈良県奈良市にある近鉄奈良線・京都線・橿原線（かしはらせん）が乗り入れる駅が大和西大寺駅。奈良線と京都線・橿原線が平面交差する形で乗り入れており、各路線がX字を描いて平面交差する駅となっています。ホームからは複雑なポイントを眺めることができる、全国的にも有名な平面交差駅です。

3線が平面交差で乗り入れ、「ポイント地獄」に！

大正3年4月30日、大阪電気軌道の上本町駅〜奈良駅間が開通し、西大寺駅として開業したのが始まりという歴史ある駅で、昭和7年に大軌西大寺駅に改称、さらに大阪電気軌道が参宮急行電鉄を合併し、昭和16年に大和西大寺駅になっています。

近鉄奈良線・京都線・橿原線が乗り入れるため、3面5線の島式ホームを有する地上駅で、特急列車、観光特急「しまかぜ」も含めた全定期旅客列車が停車します。
西側へ伸びる線路が奈良線・難波方面、北へ京都線・京都方面、東へ奈良線・近鉄奈良方面、南へ橿原線・橿原神宮前方面というX状になっています。
線路の切り替えポイント（分岐器）は、駅構内だけでも、28器もあり、日本最多といわれています（最多部分で6本の線路が切り替えポイントで連絡）。

また、駅の南東に橿原線に沿う形で西大寺検車区（西大寺車庫）が併設。

駅ナカショッピングモール「タイムズプレイス西大寺」には展望デッキも設けられ、全国から鉄道ファンが集まってきます（近鉄を利用しない場合は、入場料か駅ナカショッピングモールでの買い物証明が必要）。