コンピラ山古墳

コンピラ山古墳

奈良県大和高田市にある直径95m、高さ12.7mという巨大な円墳が、コンピラ山古墳。馬見古墳群(南群のうち築山古墳群)の1基で、築山古墳(つきやまこふん/墳丘長210mの前方後円墳、磐園陵墓参考地)の東側に築造された大型円墳。

日本国内トップ5に入る巨大な円墳

築山古墳の前方部の東側に位置するため、かつては築山古墳の陪冢(ばいちょう)と考えられたこともありましたが、築山古墳が4世紀末の築造、かたやコンピラ山古墳は、出土した埴輪の特徴などから、古墳時代中期前半の5世紀前半頃の築造と推定され、独立した古墳であることが明らかに。

墳丘は2段で、テラス部・墳頂部ででは円筒埴輪列が確認されています。
また、墳頂部からは盾形・家形埴輪が、墳丘斜面からは蓋形埴輪が出土。
墳頂部の円筒埴輪列の中の2本の内側に、ミニチュアの土器が1個ずつ納められた状態で出土.



周囲には周濠が巡り、奈良県内の円墳としては日本最大の円墳となる富雄丸山古墳(奈良市、直径110m)に次ぐ古墳で、国内トップ5に入る円墳です。

馬見古墳群には、中央群に巣山古墳、新木山古墳、ナガレ山古墳、佐味田宝塚古墳、南群に築山古墳、新山古墳、狐井城山古墳、コンピラ山古墳、狐井塚古墳、そして北群に川合大塚山古墳、島の山古墳などがあります。

コンピラ山古墳
名称 コンピラ山古墳/こんぴらやまこふん
所在地 奈良県大和高田市築山
関連HP 大和高田市公式ホームページ
電車・バスで 近鉄築山駅から徒歩5分
ドライブで 西名阪自動車道郡山ICから約15km
問い合わせ 大和高田市教育委員会 TEL:0745-53-6264
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
富雄丸山古墳

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築山古墳

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