越後国蒲原郡新発田(現・新潟県新発田市大手町)にあった新発田城(しばたじょう)。表門に至る橋から左手を見ると表門と同様に江戸時代の遺構である旧二ノ丸隅櫓が聳えています。実はこの場所は本丸鉄砲櫓(ほんまるてっぽうやぐら)の建っていた場所。鉄砲櫓跡に二ノ丸隅櫓を移築したものです。
二の丸にあった二重二階櫓を本丸に移築
鉄砲櫓は廃城令で破却され、昭和35年に二の丸の北側にあった隅櫓を解体移築したため、旧二ノ丸隅櫓の名に。
江戸時代初期の寛文8年(1668)年の築で、弾丸や火矢を防ぐために漆喰で塗り固められています。
腰回りは表門と同様に黒瓦を使ったなまこ壁。
新発田城では寛文8年(1668年)に大火があり、その大火後の建築。
享保4年(1719年)にも火災がありましたが、その火災での焼失も免れた、貴重な遺構です。
三階櫓、辰巳櫓は近年の復元です。
新発田城旧二ノ丸隅櫓 | |
名称 | 新発田城旧二ノ丸隅櫓/しばたじょうきゅうにのまるすみやぐら |
所在地 | 新潟県新発田市大手町6-4 |
関連HP | 新発田市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR新発田駅から徒歩20分 |
ドライブで | 日本海東北自動車道聖籠新発田ICから約5km |
駐車場 | 新発田城址公園駐車場(10台/無料) |
問い合わせ | 新発田城址公園 TEL:0254-23-3132 |
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