本町中央市場商店街(人情横丁)

本町中央市場商店街(人情横丁)

新潟県新潟市中央区、新津屋小路沿いにあるのが、本町中央市場商店街(人情横丁)。南北に走る本町通沿いのぷらっと本町(本町六商店街)などとともに新潟の台所的な存在になっています。商店街は堀を埋め立てた道路にあり、昭和26年、堀の埋め立てとともに露天商が店舗を開いたのが始まりです。

新津屋小路にできた不思議な横丁の市場

本町中央市場商店街(人情横丁)

明暦元年(1655年)に新たに作られた新潟町。
この時、信濃川の左岸は現在の上大川前通あたりで、南北方向には寺町堀(現在の西堀通)と片原堀(現在の東堀通)の2本の堀が、東西には5本の堀が掘られました。

新津屋小路堀はそのひとつで、堀の両脇には小路が付けられていました。
明治5年、二番堀と改められましたが、当時、新津屋小路堀は野菜などの取引が盛んな場所になっていました。
本町通りと交わるあたりには、近郷から野菜や魚、穀類が運ばれ、毎日朝市が立っていたのです。

戦後、堀が埋め立てられ整備されると、昭和26年、本町通りの露天商が移転。
現在の本町中央市場商店街、通称「人情横丁」ができたのです。

往時は80店ほどの店舗がありましたが、現在は新津屋小路の全長160mほどのアーケード街に、30数店舗ほどが軒を連ねています。
かつて生鮮食料品が中心でしたが、今では海産物から卵、総菜、台湾茶、ケーキ、そば、雑貨まで、さまざまな店が入居する不思議な横丁に変身しています。

「本物の味・心 にいがた石山」(昭和25年の市場誕生時からの店)は、高級海産物、干物の店。
塩鮭など、地方発送も可能です。
「鮮魚卸 中川鮮魚店」、「本町鈴木鮮魚店 」、「浜焼き 阿部鮮魚店」の鮮魚3店舗は、昭和25年の市場誕生時からの店で、それぞれに常連がいるので、安心して買い物ができます。
新潟らしい浜焼きの店も。

そば、ラーメン店などもあり、買い物がてらに食事もできます。

本町中央市場商店街(人情横丁)
名称 本町中央市場商店街(人情横丁)/ほんちょうちゅうおういちばしょうてんがい(にんじょうよこちょう)
所在地 新潟県新潟市中央区本町通5番町
関連HP 本町中央市場商店街協同組合(人情横丁)公式ホームページ
電車・バスで JR新潟駅から徒歩25分
ドライブで 日本海東北自動車道新潟亀田ICから約7.9km。磐越道新潟中央ICから約6.6km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 本町中央市場商店街協同組合 TEL:025-222-0303
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
ぷらっと本町(本町六商店街)

ぷらっと本町(本町六商店街)

明治時代から続いている市場で、新潟の台所的存在なのが、ぷらっと本町(本町六商店街)。海の幸、山の幸が並ぶ食材の豊富さは新潟ならではのものがあり、新潟沖・佐渡沖で獲れた新鮮な魚介がたくさん並んでいます。寿司屋や料亭もここから仕入れに来るという

白龍大権現(新津屋小路)

白龍大権現(新津屋小路)

新潟県新潟市中央区、本町通りと新津屋小路が交わる角地に建つ、白龍大権現。白龍大権現は、昭和28年、三島郡大河津(おおこうず)に漂着した龍神像を当地に祀ったのが始まり。以来、商売繁盛と縁結びの神様として、また商店街の守り神として、地元の人たち

本町下市場(フレッシュ本町)

本町下市場(フレッシュ本町)

新潟県新潟市中央区、商店街と露店がひとつになったのが本町下市場。別名「フレッシュ本町」とも呼ばれ、本町通12番町、13番町にある商店街です。その歴史は長く、明治初期には始まっていたといわれますが、残念ながら現在は出店数が減少傾向に。地元では

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ