西彼杵半島(にしそのぎはんとう)と佐世保を結ぶ針尾(伊ノ浦)瀬戸に架かる、全長316m、海面からの高さ43mのアーチ橋が西海橋(さいかいばし)。昭和30年に日本初の有料道路橋として完成した橋で、国の重要文化財に指定されています。
運が良ければうず潮を見学することも!
西海橋は、長崎県佐世保市針尾島と西海市西彼町の間、針尾瀬戸(伊ノ浦瀬戸)に架る国道202号の美しいアーチ橋。
昭和30年の完成当時は固定アーチ橋としては世界で三番目の長さを誇り、東洋一と喧伝されました(設計は後に本州四国連絡橋の架橋にも携わった吉田巌)。
昭和30年12月1日に供用開始され、当時は有料道路でした(昭和45年3月1日に無料開放)。
橋が架かる針尾瀬戸は、関門海峡の早鞆(はやとも)瀬戸と並ぶ、九州屈指の急潮。運良く時間が合えば、橋のたもとの西海公園(佐世保市・西海市)からうず潮を見学することも可能。
佐世保、大村両湾の満潮、干潮の時間が約3時間ずれるため、うず潮が発生します。
見ごろは旧暦の3月3日の春の大潮で、大潮時には「大観潮会」も実施、多くの人が訪れます。
また橋のたもとにある長崎県立西海橋公園は、ソメイヨシノを中心に約1500本が植えられた桜の名所。桜の開花期には『西海橋春のうず潮まつり』も開催。
長崎県立西海橋公園は針尾瀬戸をまたぐ西海橋、新西海橋(西海パールライン有料道路)の佐世保市針尾東町側と西海市西彼町側、さらに新西海橋添架歩道部分に広がる総面積36.8haの広大な公園。
長崎県立西海橋公園のHPには毎月のうず潮の見頃時期が掲載されています。
平成18年3月5日には並行して西海パールライン有料道路が通る新西海橋が開通していますが『釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪』では主人公のハマちゃんこと浜崎伝助(西田敏行)が勤務する鈴木建設が施工するという設定になっています。
針尾瀬戸の瀬戸を日本三大潮流に数える人もいますが、一般的に潮流の速さなどから鳴門海峡=10.5ノット(時速19.4km)、来島海峡=10.3ノット(時速19.1km)、関門海峡=9.4ノット(時速17.4km)とされ、針尾瀬戸は8ノット〜9ノットです。
西海橋(西海橋公園) | |
名称 | 西海橋(西海橋公園)/さいかいばし(さいかいばしこうえん) |
所在地 | 長崎県佐世保市針尾東町・西海市西彼町小迎郷 |
関連HP | 長崎県立西海橋公園公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐世保駅から西肥バスで50分、西海橋西口、または、西海橋東口下車。またはJRハウステンボス駅からタクシーで10分 |
ドライブで | 西九州自動車道佐世保大塔ICから約13km。西海パールライン小迎ICから約2km |
駐車場 | 東・西駐車場(300台/無料) |
問い合わせ | 西海橋公園管理事務所 TEL:0956−58−2004/FAX:0956−27−0309 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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