史跡新池ハニワ工場公園

史跡新池ハニワ工場公園

大阪府高槻市の高層住宅に囲まれた一画に再現された古代の埴輪工場跡と窯跡群が史跡新池ハニワ工場公園。新池東側の丘陵に位置する最古最大級の埴輪工場跡が公園として整備され、工房と窯が復元されています。焼成した埴輪は、太田茶臼山古墳(茨木市/5世紀中頃)、今城塚古墳(高槻市/6世紀中頃)などに使われています。

古墳時代の埴輪生産のシステムを知る

史跡新池ハニワ工場公園

5世紀中頃〜6世紀中頃まで操業していた埴輪生産遺跡で、3棟の大形埴輪工房と18基の埴輪窯、竪穴住居14棟からなる工人集落などが発掘されています。
工場が開かれたきっかけは、太田茶臼山古墳の造営と推測できます。
窯を築く丘陵側面の斜面地があり、粘土や水が入手でき、燃料にする薪が手近にあることからこの地に埴輪工場が築かれたのです。
公園園内の「ハニワ工場館」に実物の窯を展示しているほか、マンガ陶板や復元埴輪を通して、埴輪づくりの様子を学ぶことができます。

さらに7世紀の集落跡からは、新羅土器(しらぎどき)も出土し、『日本書紀』欽明天皇二十三年条にある新羅人の子孫が住むという「摂津国三島郡埴廬(はにいほ)」にあたると推測されています。
工人集落からは東海地方の土器が出土していることから、東海の古墳に並べる埴輪つくりを研修していた可能性もあります。

史跡新池ハニワ工場公園
名称 史跡新池ハニワ工場公園/しせきしんいけはにわこうばこうえん
所在地 大阪府高槻市上土室1丁目
関連HP 高槻市公式ホームページ
電車・バスで JR富田駅から市営バス公団阿武山・日赤病院、大阪薬科大学行きで上土室下車、徒歩5分
駐車場 なし
問い合わせ 高槻市文化財課 TEL:072-674-7652
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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