弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園(国東市歴史体験学習館)

弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園(国東市歴史体験学習館)

国東半島(くにさきはんとう)は、日本最大規模の単一火山からなる円形の半島。その中央にそびえるのが標高720.6mの両子山(ふたごさん)で、ここから海岸へ放射状の谷が広がっています。大分県国東市にある安国寺集落遺跡は海岸から2kmに位置する弥生時代後期から古墳時代前期にかけての遺跡。国東市歴史体験学習館で出土した品々を展示。

弥生時代のムラを再現

弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園(国東市歴史体験学習館)

遺跡周囲には海岸段丘が発達し、丘から谷にかけては扇状地も広がり、集落(ムラ)を中心に古代の生活が営まれていたと想像されています。
遺跡からは高床建物群の溝跡や多数の土器、木の器、農耕具などが発掘、小規模ながら初期の稲作も行なわれていたことがわかっています(ただし、動植物遺体の特徴から狩猟・漁撈・採集に大きく依存していたことが判明しています)。
現在は国の指定史跡として、高床式建物や竪穴式住居(移転復元)を復元(可能な限り忠実に復元されています)。
高床建物群周辺には大溝という溝が巡らされています(弥生時代の川の跡)。

水田、弥生の広場なども整備され、「国東市歴史体験学習館」では安国寺式土器を中心に、出土品などが多数展示されています。
安国寺集落遺跡公園に隣接する田深川の川辺は、古代風に再現されて「弥生の川辺」に。

また発掘体験舎では、まが玉造りや火起こし、古代の食体験など、さまざまなプログラムも用意。
古代人の生活の智恵を楽しみながら学ぶことが可能です。

ちなみに国東半島の海岸部には、姫島産黒曜石が多量に出土した羽田遺跡(縄文時代)、海岸段丘に築かれた帆立貝式古墳の狐塚古墳、番所ヶ鼻古墳(前方後円墳)、小さな岬に築かれた古墳時代後期の群集墳である黒津崎古墳群などがあり、四国、瀬戸内海との交易があったことを推測される環境となっています。

弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園(国東市歴史体験学習館)
弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園(国東市歴史体験学習館)/やよいのむら・あんこくじしゅうらくいせきこうえん(くにさきしれきしたいけんがくしゅうかん)
所在地 大分県国東市国東町安国寺1635
関連HP 国東市公式ホームページ
ドライブで 大分空港道路安岐ICから約19.7km。または、宇佐別府道路宇佐ICから約47km
駐車場 60台/無料
問い合わせ TEL:0978-72-2677/FAX:0978-72-2505
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
安国寺

安国寺

大分県国東市にある臨済宗妙心寺派の寺が安国寺。室町時代の応永元年(1394年)、足利尊氏(あしかがたかうじ)・足利直義(あしかがただよし)兄弟の発願により、南北朝の戦乱での死没者追悼のため全国68ヵ所に創建したと伝わる安国寺(臨済宗の禅寺)

 

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