神角寺

神角寺

大分県豊後大野市、標高750mほどの山上にある、欽明天皇32年(571年)、新羅(しらぎ)の僧によって開かれたと伝わる、真言宗の山岳寺院が神角寺(じんかくじ)。「しゃくなげ寺」とも呼ばれ、新緑、紅葉、樹氷と四季折々に美しく、樹齢100年を超える500本のシャクナゲが植栽され、4月中旬〜下旬の開花期は見事。

本堂と金剛力士像は国の重要文化財

神角寺
神角寺

現在の本堂(国の重要文化財)は、室町時代前期の応安2年(1369年)に、大友氏が建てたとされる東坊。
宝形造檜皮葺き(ほうぎょうづくりひわだぶき)で、円柱三間の方形が特徴的。
屋根には宝形造(4枚の屋根がすべて三角形)檜皮葺き、軒反りなど禅宗の様式も残されています。

山門にある一対の木造金剛力士立像は、九州随一の金剛力士像で、鎌倉時代前期のもの。
運慶の作風をもっとも良く伝える、とも評されています。
本堂、木造金剛力士立像ともに、国の重要文化財。

東側の国見台には源為朝(みなもとのためとも=父・為義に勘当されて豊後国に居住、後に上洛、保元の乱で伊豆大島に配流)関連の遺跡があり、そこから祖母傾連山、阿蘇五岳、久住山、大船山などの眺望が開けます。
周辺の豊かな自然は、神角寺芹川県立自然公園に指定されています。

神角寺
名称 神角寺/じんかくじ
所在地 大分県豊後大野市朝地町鳥田1354
電車・バスで JR朝地駅からタクシーで20分
ドライブで 東九州自動車道大分光吉ICから約29.6km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 神角寺 TEL:0974-74-2418
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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