伐株山(玖珠城跡)

伐株山(玖珠城跡)

大分県玖珠郡玖珠町、玖珠(くす)盆地の南に位置する標高685.4mの山、伐株山(きりかぶやま)。耶馬日田英彦山国定公園に指定される山頂はメサ(卓状台地)と呼ばれる平坦な草原で、その名の通り、まるで木の切り株跡のようなユニークな山容。その平坦な山頂には、かつて中世の山城、玖珠城(伐株城、高勝寺城)が存在。

山頂園地まで車で到達可能

伐株山(玖珠城跡)

メサ(卓状台地)と呼ばれる帽子を伏せたような台地は、阿蘇大噴火の後に、周りの柔らかい地層のみが浸食されて急崖になり、上部の硬い地層のみが残って生まれた地形。
ビュート(butte=フランス語で「小さい丘」を意味する言葉)と呼ばれる、浸食地形の孤立丘で、テーブルマウンテンのなかで最も規模が小さいもの。

その特異な山容を活かし、中世には、山岳信仰の拠点・洪樟寺(こうしょうじ、高勝寺とも)だったものが要塞化され、南北朝の時代には急崖にある天然の要害として、南朝側の拠点となっています。
今では7ヶ所の土塁や空濠跡が残るのみですが、『豊後国風土記』によれば、実は玖珠(くす)という地名の起こりも、ここにあったクスの大木にちなむものなのだとか。
この地方はもともとクスが多いエリアだったことから起こった伝説ですが、山頂にあるクスの大木によって日が当たらず、作物も育たないので、村人(巨人とも)がこの木を切り倒し、その切り株が山になったという伝説が残されています。

現在山頂は公園化され、西玖珠テレビ中継局が建っているため車道が通じ、駐車場やトイレ、そして「天空のブランコ」も設置。
パラグライダーなどの基地としても利用されています。

伐株山の南にそびえる、東西に巨大な台地、万年山(標高1,140.3メートル)は、地質学的にも珍しい二重メサ(ダブルメサ)の山で、日本の地質百選にも選定されています(大分県では玖珠二重メサが唯一の選定)。
玖珠盆地にはメサ(万年山、大岩扇山、青野山など)、ビュート(川上岳、角埋山、伐株山)と呼ばれるテーブル状の台地が多く、特異な景観となっています。

伐株山(玖珠城跡)
南北に細長い山容で、頂に城跡が
名称 伐株山(玖珠城跡)/きりかぶやま(くすじょうあと)
所在地 大分県玖珠郡玖珠町山田
関連HP 玖珠町公式ホームページ
ドライブで 大分自動車道玖珠ICから約7km
駐車場 山頂駐車場
問い合わせ 玖珠町商工観光振興課 TEL:0973-72-7153
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
万年山

万年山

玖珠盆地の南方、大分県玖珠郡玖珠町、日田市、九重町にまたがり、耶馬日田英彦山国定公園内にある、標高11139.9mの万年山(はねやま)。スペイン語でテーブルを意味する「メサ」と呼ばれる平坦地(卓状台地)が、山頂部に広がる山のなかでも、「二重

 

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プレスマンユニオン編集部

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