大分県中津市に残る大正2年開業の耶馬溪鉄道の橋梁が旧耶馬溪鉄道山国川第二橋梁(第二山国川橋)。現在はメイプル耶馬サイクリングロード(全長35km)に転用され、自転車で橋を渡ることができます。旧耶馬渓鉄道(開業時は軽便鉄道)は、中津駅から守実駅までの36.1kmを大正時代に3期にわたって建設されたもの。
「耶鉄」の橋梁はサイクリング道の橋に転用
大正3年に完工した2期工事(樋田~柿坂間10.5km)で完成したのが、第二山国川橋梁で、9基の石橋橋脚とゆるやかな曲線が被写体として人気。
土木学会の近代土木遺産にも認定されています。
耶馬溪鉄道は、昭和20年に大分交通になり、大分交通耶馬渓線として戦後も運行されましたが昭和50年に廃線になっています。
開業時には軌間762mmの軽便鉄道でしたが、昭和4年に1067mmへ拡幅されています。
現在はメイプル耶馬サイクリングロードに転用。
平成24年夏の豪雨で被災し、橋の一部が流失しましたが、平成26年に再建されています。
旧耶馬溪鉄道では、旧耶馬渓鉄道一号厚ヶ瀬トンネル、旧耶馬渓鉄道二号厚ヶ瀬トンネル、旧耶馬渓鉄道平田駅ホームが国の登録有形文化財になっています。
旧耶馬溪鉄道第二山国川橋梁 | |
名称 | 旧耶馬溪鉄道山国川第二橋梁/きゅうやばけいてつどうやまくにがわだいにきょうりょう |
所在地 | 大分県中津市耶馬溪町栃木・柿坂 |
関連HP | 中津耶馬溪観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 大分自動車道玖珠ICから約24kmで耶馬渓サイクリングターミナル |
駐車場 | なし(レンタサイクル利用の場合はレンタサイクル施設の駐車場を利用)、耶馬溪町柿坂の山国川河川敷にも駐車可能 |
問い合わせ | 中津市観光推進課 TEL:0979-22-1111 |
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