大分県由布市庄内町、環境省の名水百選に選定される男池湧水群(おいけゆうすいぐん)の周辺に広がるのが黒岳原生林。黒岳(高塚山1587m)の北麓に広がる原生林で、駐車場側の男池・黒岳登山口から男池を経て名水の滝まで、川沿いに男池名水の滝遊歩道が続き、原始の森を探勝することができます。
岩をつかんだオヒョウの木は、被写体に絶好!
男池名水の滝遊歩道途中には、男池近くに樹齢450年という岩を抱くケヤキの大木、岩をつかんだオヒョウの木などもあります。
オヒョウは、ニレ科ニレ属の落葉性の高木で北海道に多い木で、アイヌは木の繊維を編んで、アットゥㇱと呼ばれる布をつくっています。
黒岳は、山麓にクヌギ、コナラの雑木林、山腹から山頂にブナ、シラキの森が展開、岩場にナナカマド、谷間にオヒョウ林が発達しています。
オヒョウは、黒岳を代表する木といわれるのは、「水が森を育てる」シンボルだから。
享和3年(1803年)編纂の『豊後国志』には「神山」で登ることは困難と記され、猟師も迷ったと伝えられるほど、豊かな森に包まれた神秘的な山であることがわかります。
黒岳原生林と男池は「おおいた遺産」(大分合同新聞社)にも選定。
男池名水の滝遊歩道は、入口の男池・黒岳登山口から名水の滝を往復して30分ほどで、気軽に原生林の探勝を楽しむことができます。
男池の駐車場から車で20分ほどで、珍しい天然炭酸水の鉱泉である白水鉱泉もあり、飲泉もできるので、時間があれば寄り道を。
黒岳原生林 | |
名称 | 黒岳原生林/くろだけげんせいりん |
関連HP | 由布市公式ホームページ |
ドライブで | 大分自動車道九重ICから約23.8km |
駐車場 | 黒岳男池駐車場(200台/無料) |
問い合わせ | 由布市庄内地域振興課 TEL:097-582-1113 |
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