鎌北湖

農業用貯水池として昭和10年に完成した人造湖(中心刃金式土堰堤)が毛呂山町の鎌北湖。旧山根、毛呂、川角、大家、入西の5村は毎年水不足に悩まされていましたが、世界恐慌対策の公共事業として大谷木川の渓流を堰き止め溜池を造成。完成当初は山根村の溜池ということで山根溜池と呼ばれていました。

ハイキングに人気の「乙女の湖」

戦後、観光協会が鎌北という地名から鎌北湖と命名、人造湖とは思えぬ自然と静寂さから「乙女の湖」とも呼ばれています。
周囲2kmの湖の周囲にはソメイヨシノやモミジが植えられて春の桜(見頃は例年3月下旬〜4月上旬)、秋の紅葉(11月中旬〜11月下旬)は見事。

4月〜11月の土・日曜、祝日にはボート遊び(スワンボート・ロウボート)も楽しめます。

東武越生線東毛呂駅を起点としたハイキングコース「鎌北湖・宿谷の滝コース」(鎌北湖まで1時間)と西武池袋線東吾野駅を起点とする西武鉄道の「鎌北湖を訪ねる道」(鎌北湖まで2時間20分・武蔵横手駅からなら1時間30分)もあり、地図などが用意されているので活用を。

また、天覧山〜高麗峠〜巾着田〜日和田山〜高指山〜物見山〜鎌北湖を結ぶ「奥武蔵自然歩道」の途中にあるので、鎌北湖と巾着田を結ぶハイキングも人気。

鎌北湖
名称鎌北湖/かまきたこ
所在地埼玉県入間郡毛呂山町大谷木
関連HP毛呂山町公式ホームページ
電車・バスでJR毛呂駅、東武越生線東毛呂駅から徒歩1時間
ドライブで圏央道狭山日高ICから約13km
駐車場鎌北湖第一駐車場(無料)
問い合わせ毛呂山町産業振興課 TEL:049-295-2112
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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