将軍山古墳展示館

行田市にある埼玉古墳群(さいたまこふんぐん)の一基で、前方後円墳の将軍山古墳の墳丘を利用して造られたガイダンス施設が将軍山古墳展示館。荒廃し崩落寸前だった墳丘部をドームで覆い、内部に1階に出土した埴輪(はにわ)や土層断面を展示、2階に石室(せきしつ=石造りの埋葬施設)の内部を再現しています。

将軍山古墳の墳丘を利用して造られたガイダンス施設

もともと、明治27年7月、下忍村(現・行田市下忍)の増田五左衛門(ますだござえもん)は、後円部にあった大石を庭石にしようと考え、山下銓太郎(やましたせんたろう)とともに官庁の許可を得て将軍山古墳後円部を発掘。

その時に馬冑や環頭太刀(かんとうたち=飾り大刀)、銅鋺(どうわん)、金銅製の馬具、武器類など豊富な副葬品が発見され、現在は主要なものが「埼玉県立さきたま史跡の博物館」に展示されています。

将軍山古墳展示館の2階の再現石室では、人が横たわり、副葬品(復原)が並べられたリアルな様子から、埋葬当時の石室を知ることができます。

 

将軍山古墳展示館
名称 将軍山古墳展示館/しょうぐんやまこふんてんじかん
Shogunyama Burial Mound Exhibit Hall
所在地 埼玉県行田市埼玉
関連HP 行田市ホームページ
埼玉県立さきたま史跡の博物館
電車・バスで JR吹上駅から朝日バス佐間経由行田車庫行きで15分、産業道路下車、徒歩15分。JR北鴻巣駅からさきたま緑道を徒歩1時間
ドライブで 東北自動車道羽生ICから約14km
駐車場 さきたま古墳公園駐車場(295台/無料)
問い合わせ 行田市観光協会 TEL:048-556-1111/FAX:048-553-5063
埼玉県立さきたま史跡の博物館 TEL:048-559-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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