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大河ドラマの主人公、有名武将の生誕地&産湯の井戸

大河ドラマの主人公、有名武将の生誕地&産湯の井戸

織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑を筆頭に、武田信玄、上杉謙信、伊達政宗、明智光秀、前田利家、山内一豊、徳川秀忠、源頼朝というNHK大河ドラマの主人公となった11人の有名武将、そしてその候補となる2人(石田三成、加藤清正)の合計13人の生誕地、産湯の井戸を紹介。

織田信長

生誕日:天文3年5月12日(1534年6月23日)
生誕地:勝幡城(ほかに那古野城説もありますが勝幡城が有力)/尾張国
所在地:愛知県稲沢市平和町六輪城之内
産湯の井戸:現存せず
幼名:吉法師
父母:織田信秀、土田御前
大河ドラマ:平成4年・9作目『信長 KING OF ZIPANGU』(緒形直人)

勝幡城

愛知県稲沢市と愛西市との境、日光川沿いにある中世の城跡が勝幡城(しょばたじょう)。織田信長の祖父・織田信定(おだのぶさだ)が尾張国の海西郡を手中に治めた永正年間(1504年~1521年)に築城された城で、近年の研究で、織田信長が生まれた城の

豊臣秀吉

生誕日:天文6年2月6日(1537年3月27日)
生誕地:尾張国愛知郡中村郷(伝承)
所在地:愛知県名古屋市中村区中村町木下屋敷47、常泉寺=加藤清正生誕の妙行寺に隣接
産湯の井戸:常泉寺境内に伝承される井戸が現存
幼名:不明(日吉丸は、寛永3年、豊臣秀次に仕えた医師・小瀬甫庵著『甫庵太閤記』の創作で、寛政9年刊行『絵本太閤記』で伝搬/『甫庵太閤記』=母が胎内に太陽が入る夢を見て妊娠して誕生し、日吉丸と命名、『絵本太閤記』=日吉権現の霊験によって、なかが懐妊したので日吉丸と命名)
父母:木下弥右衛門、なか(江戸時代初期の『太閤素性記』による)
大河ドラマ:昭和40年・第3作『太閤記』(緒形拳)、昭和56年・第19作『おんな太閤記』(西田敏行)/ただし主人公は、ねね(佐久間良子)、平成8年・第35作『秀吉』(竹中直人)

常泉寺(豊臣秀吉生誕の地)

愛知県名古屋市中村区にある日蓮宗の寺、太閣山常泉寺。当初は豊国大明神(秀吉の神号)の廟堂として、加藤清正と妙勝寺(現・海部郡甚目寺町)円住院の日誦上人(にっしょうしょうにん)が開山。御神体は秀吉の肖像画。常泉寺はその別当で、境内には秀吉公産

徳川家康

生誕日:天文11年12月26日(1543年2月10日)
生誕地:三河国・岡崎城
所在地:愛知県岡崎市康生町561
産湯の井戸:岡崎城内に現存するほか、松平氏発祥の地・松平郷の松平東照宮(松平家の居館跡)には井戸の水を汲み、早馬を走らせて岡崎に届けたと伝えられる産湯の井戸も現存
幼名:竹千代
父母:松平広忠(岡崎城主)、於大(刈谷城主・水野忠政の娘)
大河ドラマ:昭和58年・第21作『徳川家康』(滝田栄)、平成12年・第39作『葵 徳川三代』(津川雅彦)、令和5年・第62回『どうする家康』(松本潤)

岡崎城

岡崎城(愛知県岡崎市)は、徳川家康が出生した城として有名。天守は明治時代に取り壊され、現在の天守は、昭和34年の再建で、1617年(元和3)に本多忠利が再建したものをモデルとしたもの。2〜4階は、江戸時代の岡崎を紹介する資料館として公開され

東照公産湯の井戸(徳川家康産湯の井戸)

愛知県岡崎市康生町、岡崎公園となった一角、岡崎城の坂谷曲輪(さかたにくるわ)に現存するのが、東照公産湯の井戸(徳川家康産湯の井戸)。東照公とは、死後、東照大権現として祀られた徳川家康のことで、天文11年12月26日(543年1月31日)、岡

松平東照宮

松平郷(現在の愛知県豊田市松平町)は徳川家のルーツである松平氏発祥の地。松平東照宮をはじめ、初代・松平親氏(まつだいらちかうじ=松平氏・徳川氏の始祖)以来の松平家の菩提寺・高月院、松平城址、松平家と徳川家ゆかりの品々が展示されている松平郷館

徳川家康産湯の井戸(松平東照宮)

愛知県豊田市松平町、松平東照宮の境内にあるのが、徳川家康産湯の井戸。神社の敷地はかつて松平家の屋敷があった場所で、徳川家のルーツの地。天文11年12月26日(1543年1月31日)、竹千代(家康)が岡崎城で生誕した際、井戸の水を竹筒に詰め、

武田信玄

生誕日:大永元年11月3日(1521年12月1日)
生誕地:甲斐国・要害城(または積翠寺)
所在地:山梨県甲府市上積翠寺町984、積翠寺
産湯の井戸:積翠寺境内に現存
幼名:太郎
父母:武田信虎(甲斐国守護)、大井夫人(上野城主・大井信達の娘、実名は不詳)
大河ドラマ:昭和63年・第26作『武田信玄』(中井貴一)、平成19年・第46回『風林火山』(市川亀治郎)/ただし主人公は山本勘助(内野聖陽)

積翠寺

山梨県甲府市上積翠町にある臨済宗妙心寺派の寺が積翠寺(せきすいじ)。武田氏の詰城(つめじろ=敵方に包囲された際の最後の砦)である要害城の山裾にある城で、境内の巨石から泉が湧き石水寺と呼ばれた寺。武田信玄誕生の地ともいわれ、産湯を汲んだ「信玄

上杉謙信

生誕日:享禄3年1月21日(1530年2月18日)
生誕地:越後国・春日山城
所在地:新潟県上越市中屋敷
産湯の井戸:現存せず
幼名:長尾虎千代
父母:長尾為景(越後守護代)、虎御前(栖吉城主・長尾房景の娘)
大河ドラマ:昭和44年・第7作『天と地と』(石坂浩二)、昭和48年・第11作『国盗り物語』(高橋英樹)

春日山城

戦国の名将・上杉謙信が居城を構えた春日山。もとは越後守護・上杉氏の要害(ようがい)として南北朝時代の14世紀末に築かれ、守護代である長尾高景(ながおたかかげ)が住んだ鉢が峰城が前身。長尾為景、晴景、長尾景虎(上杉謙信)、上杉景勝と4代にわた

伊達政宗

生誕日:永禄10年8月3日(1567年8月3日)
生誕地:出羽国・米沢城
所在地:山形県米沢市丸の内1、松が岬公園(米沢城跡)
産湯の井戸:現存せず
幼名:梵天丸
父母:伊達輝宗(米沢城主)、義姫(最上義守の娘、最上義光の妹)
大河ドラマ:昭和62年・第25作『独眼竜政宗』(渡辺謙)=平均視聴率39.7%は、大河ドラマの歴代トップ

松が岬公園(米沢城跡)

山形県米沢市にある松が岬公園は、江戸時代に上杉家の居城、米沢藩の藩庁だった米沢城跡に整備された公園で、城下町の歴史と文化の中心地ともなっている公園。県内屈指の桜の名所で、市民の憩いの場。本丸跡には上杉謙信が祀る上杉神社が、二の丸跡には上杉伯

明智光秀

生誕日:永正13年(1516年)、または享禄元年(1528年)ともいわれ不詳
生誕地:明智城(諸説あり、明智城が有力)
所在地:岐阜県可児市瀬田長山、明智城跡
産湯の井戸:現存せず
幼名:彦太郎
父母:不詳
大河ドラマ:令和2年・第59作『麒麟がくる』(長谷川博己)

明智城

岐阜県可児市にある土岐明智氏の居城で、明智光秀生誕の城といわれるのが明智城(明智長山城)。鎌倉時代後期、康永元年(1342年)、長山に土岐頼兼(ときよりかね)が城を築いたのが始まりとされ(『美濃国諸旧記』)、土岐頼兼は、明智と改名し、代々の

加藤清正

生誕日:永禄5年6月24日(1562年7月25日)
生誕地:尾張国愛知郡中村郷(伝承)
所在地:愛知県名古屋市中村区中村町木下屋敷22、妙行寺=豊臣秀吉生誕の常泉寺に隣接
産湯の井戸:現存せず
幼名:夜叉若
父母:加藤清忠(刀鍛冶)、伊都(鍛冶屋清兵衛の娘、秀吉の母・なかと親戚)
大河ドラマ:なし

妙行寺(加藤清正生誕の地)

愛知県名古屋市中村区中村町にある日蓮宗の寺、正悦山妙行寺。かつては東に200mほどのところにあり本行寺という真言宗の寺でしたが日蓮宗に改宗し妙行寺に。慶長15年(1610年)の名古屋城築城の際、普請の命を受けた加藤清正は築城の余材と普請小屋

前田利家

生誕日:天文7年12月25日(1539年1月15日)/諸説あります
生誕地:尾張国荒子城もしくは、尾張国前田城
所在地:愛知県名古屋市中川区荒子4-208(荒子城跡)、愛知県名古屋市中川区前田西町1-904(前田城跡)
産湯の井戸:現存せず
幼名:犬千代
父母:前田利春(荒子城主)、母の名は不詳(竹野氏)
大河ドラマ: 平成14年・第41作『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』(唐沢寿明)

荒子城

尾張国海東郡荒子村(現・愛知県名古屋市中川区荒子)に天文年間(1532年~1555年)に前田利春(前田利昌)が築城、その長男である利久、四男・利家、利家の長男・利長が相次いで居城した城の跡が荒子城跡(あらこじょうせき)。城跡は冨士大権現天満

前田速念寺(前田城址)

前田速念寺は、庄内川沿いの尾張国海東郡前田村(現・愛知県名古屋市中川区前田西町)にある寺で前田城址。2代当主の前田長定は織田信長に仕え、速念寺の寺伝では前田利家はこの地で誕生している。通説では荒子城が生誕地ですが、利家の出生時に荒子城があっ

山内一豊

生誕日:天文14年(1545年)、天文15年(1546年)とも
生誕地:尾張国・黒田城(岩倉城とする説も)
所在地:愛知県一宮市木曽川町黒田古城、一宮市立黒田小学校一帯
産湯の井戸:現存せず
幼名:辰之助
父母:山内盛豊(黒田城主)、母の名・出自は不詳
大河ドラマ:平成18年・第45作『功名が辻』(上川隆也)

黒田城

愛知県一宮市木曽川町黒田にある中世の平城の跡が黒田城。鎌倉と京を結ぶ鎌倉街道沿い、美濃国との国境となる木曽川に近い要衝で、天文年間の初め(1532年以降)、岩倉城主・織田信安(織田信長の一族とは別)の家老・山内盛豊(やまうちもりとよ)が城代

徳川秀忠

生誕日:天正7年4月7日(1579年5月2日)
生誕地:遠江国浜松、浜松城下・徳川家康下屋敷(浜松城内の二の丸の北とも)
所在地:静岡県浜松市中区常盤町
産湯の井戸:徳川秀忠公誕生の井戸が現存(本来の場所は50mほど西)
幼名:長松(長丸)
父母:徳川家康、家康側室の西郷局(さいごうのつぼね=未亡人でしたが、西川城主・西郷清員の養女として側室に)
大河ドラマ:平成12年・第39作『葵 徳川三代』(西田敏行)

徳川秀忠公誕生の井戸

徳川家康の第3子で、徳川第2代将軍(在職1605年~1623年)となった徳川秀忠(幼名・長丸)の産湯の井戸が浜松市街にある徳川秀忠公誕生の井戸。現在は遠州鉄道遠州病院駅前の交番裏手にありますが、本来の場所は50mほど西。家康の下屋敷があり、

石田三成

生誕日:永禄3年(1560年)/誕生した日は不詳
生誕地:近江国坂田郡石田村、石田屋敷
所在地:滋賀県長浜市石田町治部576、石田会館
産湯の井戸:長浜市石田町に産湯の井戸と伝承される井戸が現存
幼名:佐吉
父母:石田正継(地侍)、岩田氏(母は出自についても諸説あり不詳)
大河ドラマ:目下、地元で石田三成を主人公とする大河ドラマ制作気運を盛り上げ中

石田会館(石田屋敷跡・石田三成出生地)

滋賀県長浜市の東部に位置する石田町は、戦国時代末期、豊臣秀吉の五奉行として活躍したといわれる知将・石田三成(いしだみつなり)の出生地。現在は公民館となった石田家の屋敷跡には「石田治部少輔(いしだじぶしょうゆう)出生地」と刻まれた顕彰碑も建っ

源頼朝

生誕日:建久10年1月13日(1199年2月16日)
生誕地:尾張国愛知郡熱田の熱田神宮大宮司・藤原季範(ふじわらのすえのり)の別邸(現在の誓願寺周辺)
所在地:愛知県名古屋市熱田区白鳥2-10-12、誓願寺
産湯の井戸:誓願寺境内に産湯の井戸が現存、龍泉寺(名古屋市瑞穂区)の門前に産湯の井と伝えられている「亀井水」も
幼名:鬼武者、鬼武丸
父母:源義朝、由良御前(藤原季範の娘)
大河ドラマ:昭和54年・第17作『草燃える』(石坂浩二)

誓願寺(源頼朝生誕の地)

亨禄2年(1529年)、日秀善光上人(妙光尼日秀)が熱田神宮近くに創建した浄土宗の尼寺が誓願寺。山門に葵御紋が付いているのは、日秀善光上人が竹千代(徳川家康の幼名)の教育係をしていたため。平安時代の末には熱田大宮司藤原家の別邸(下屋敷)のあ

龍泉寺・亀井水

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