甲賀市信楽伝統産業会館

甲賀市信楽伝統産業会館

滋賀県甲賀市信楽町長野にある日本六古窯のひとつに数えられる信楽焼の展示施設が甲賀市信楽伝統産業会館。鎌倉時代(鎌倉時代後期、常滑焼の技術が伝わり焼物作りが創始)以降の信楽焼から、近世に至る作品を紹介する展示館で、昭和時代の生活用品や信楽焼の製造道具なども展示されています。

日本六古窯のひとつ信楽焼の殿堂

昭和52年に開館した甲賀市信楽伝統産業会館ですが、老朽化したため、令和2年4月28日に信楽地域市民センターに隣接する場所に、移転してオープン。
常設展示室では、鎌倉期以降のすぐれた信楽焼を展示。
戦後、焼き物の運搬に使われたオート三輪の展示されるほか、企画展示室では随時、企画展を開催。

穴窯で焼成した91枚の陶板を敷き詰めた幅5m、高さ2.8m、陶壁「天の息吹、地の息吹」もあるので、お見逃しなく。

大阪万博で有名な岡本太郎の「太陽の塔」ですが、その背面には、実は信楽焼タイル(岡本太郎は、信楽の近江化学陶器で制作)で作られた『過去の顔』が配されています。
そのレプリカも展示されています。
そんな歴史もあり、岡本太郎は、旧信楽町の名誉町民にもなっています。

信楽焼は、日本遺産「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」の構成資産にもなっています。

甲賀市信楽伝統産業会館
名称 甲賀市信楽伝統産業会館/こうがししがらきでんとうさんぎょうかいかん
所在地 滋賀県甲賀市信楽町長野1203
関連HP 甲賀市信楽伝統産業会館公式ホームページ
電車・バスで 信楽高原鉄道信楽駅から徒歩5分
ドライブで 新名神高速道路信楽ICから約6km。名神高速道路瀬田西・東ICから約26km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 甲賀市信楽伝統産業会館
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
信楽焼窯跡群・丸又窯跡

信楽焼窯跡群・丸又窯跡

滋賀県甲賀市信楽町にある信楽焼の窯跡で、滋賀県の史跡、経済産業省の近代化産業遺産に認定されるのが丸又窯(まるまたかま)。連房式で11室ある登り窯で、昭和8年〜昭和38年の間に、火鉢などを焼成していたもの。信楽窯元散策路を使って丸由窯跡、明山

信楽窯元散策路

信楽窯元散策路

滋賀県甲賀市信楽町、日本六古窯(瀬戸、越前、常滑、信楽、丹波、備前)に数えられる信楽焼の窯元、現役の登り窯、登り窯跡を巡る散策コースが信楽窯元散策路。ろくろ坂散策コース、ひいろ坂散策コース、窯場坂散策コース、外輪の路散策コースの4コースが用

信楽陶芸村

信楽陶芸村

滋賀県甲賀市信楽町、明治21年に造られた奥田忠左衛門窯の本窯(本店)と平成3年に誕生した新窯(国道店)を公開したのが信楽陶芸村(しがらきとうげいむら)。本店では、全国的に知られる狸の置物や全長21mの巨大な登り窯の見学ができるほか陶芸教室も

滋賀県立陶芸の森

滋賀県立陶芸の森

滋賀県甲賀市の信楽高原にある美術館、コンベンション施設、研修施設という陶芸をテーマにした複合施設が滋賀県立陶芸の森。信楽の街を一望する小高い丘の上に位置し、40haの敷地に自然の地形を取り入れて「信楽産業展示館」、陶芸館、泉の広場、太陽の広

日本六古窯とは!?

日本六古窯とは!?

施釉陶器(せゆうとうき)の瀬戸焼(愛知県瀬戸市)と釉薬をかけず高温で焼成した焼締陶器(やきしめとうき)の常滑焼(とこなめやき/愛知県常滑市)、越前焼(福井県越前町)、信楽焼(しがらきやき/滋賀県甲賀市)、丹波焼(たんばやき/兵庫県丹波篠山市

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ