滋賀県甲賀市信楽町、日本六古窯(瀬戸、越前、常滑、信楽、丹波、備前)に数えられる信楽焼の窯元、現役の登り窯、登り窯跡を巡る散策コースが信楽窯元散策路。ろくろ坂散策コース、ひいろ坂散策コース、窯場坂散策コース、外輪の路散策コースの4コースが用意されています。
ギャラリー併設の窯元も多数
信楽焼というと「他を抜く」という語呂合わせで商売に縁起がいいとされるタヌキの置物で有名ですが、陶芸作品的には、陶芸作品的には土中の鉄分が赤く発色する火色(緋色)と、自然降灰釉(ビードロ釉)の付着が特徴の「わび、さび」を感じさせる陶器。
窯元にはギャラリーが併設されるところが多いので、窯元めぐりを楽しむことができます。
また、信楽焼の全盛期は、火鉢の生産。
明治時代に開発された深淵な碧色(みどりいろ)と白色失透色が粒状に溶け合った斑点模様の「海鼠釉」(なまこゆう)を用いた火鉢を、暖房器具として焼成し、「一家団欒信楽火鉢」をキャッチフレーズに全国に流通させ、昭和に全盛を迎えているのです。
そんな火鉢を焼成した登り窯の跡である丸又窯跡、丸由窯跡は、経済産業省の近代化産業資産にも認定されています(「輸出製品開発や国内需要拡大による中部、近畿、山陰の窯業近代化の歩みを物語る近代化産業遺産群」)。
丸又窯跡、丸由窯跡はともに窯場坂散策コース途中で、丸又窯跡は山兼製陶所への脇道の途中、も、丸由窯跡は、卯山製陶・窯場坂休憩所近くにあります。
信楽窯元散策路は、日本遺産「きっと恋する六古窯-日本生まれ日本育ちのやきもの産地-」の構成資産にもなっています。
信楽窯元散策路 | |
名称 | 信楽窯元散策路/しがらきかまもとさんさくろ |
関連HP | 信楽窯元散策路公式ホームページ |
ドライブで | 新名神高速道路信楽ICから約7km |
駐車場 | 信楽地域市民センター観光駐車場(20台)・東別館駐車場(20台) |
問い合わせ | 信楽町観光協会 TEL:0748-82-2345/ FAX:0748-82-2551 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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