八重滝(龍頭八重滝)

八重滝

島根県雲南市掛合町(かけやまち)を流れる三刀屋川の上流にある瀑布群。下流から猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝と8つの滝が連続するので八重滝と呼ばれ、龍頭ヶ滝とセットで「龍頭八重滝」として日本の滝百選に選定されています。一番の巨瀑が最奥に位置する八汐滝(やしおのたき)です。

初夏の新緑、秋の紅葉も見事

八重滝

八汐滝は、上段の滝(八塩滝)、下段の滝(八汐滝)と2段になって落下し、落差は40m。
2つの滝を合わせて「一の滝」または「八潮滝」と呼ぶことも。
大万木山を水源とする三刀屋川の支流・民谷川(みんだにがわ)の豊富な水量が、堂々たる滝を生み出しています(民谷川が生み出したV字谷です)。
滝が連続するのは、流紋岩質凝灰岩の風化に強い岩盤だから。
下流の猿飛滝横の駐車場から上流の八汐滝まで遊歩道が整備され、片道徒歩25分。
6月〜7月は、林床にイワギボウシが花を咲かせます。
途中の紅葉滝近くには休憩舎も用意。

周辺の森は、ウラジロガシ、アラカシ、ヤブツバキなどを伐採後成長したオニグルミ、ネムノキ、ヌルデなどの二次林が元々のウラジロガシを中心とした林相に戻ろうとする過程。
多くの樹種が観察できることから、自然観察にも絶好。
渓谷はオオサンショウウオの生息地としても有名です。

モミジ、カエデなど散策路周辺は、紅葉の名所としても知られ、紅葉の見頃は例年10月下旬~11月中旬頃。

一帯は竜頭八重滝県立自然公園に指定され、豊かな自然が残されていますが、ツキノワグマの生息地のため、クマ鈴など音を出しながら探勝を(八重滝から1km上流でツキノワグマが捕獲されたことも)。

八重滝(龍頭八重滝)
名称 八重滝(龍頭八重滝)/やえだき(りゅうずやえだき)
所在地 島根県雲南市掛合町入間
関連HP 雲南市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR松江駅から松江市営バス、一畑バス広島方面行き35分、掛合下車、タクシーで7分
ドライブで 中国自動車道三次ICから約56km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 雲南市観光協会 TEL:0854-42-9770/FAX:0854-42-9771
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
龍頭ヶ滝

龍頭ヶ滝(龍頭八重滝)

島根県雲南市、鳥屋ヶ丸(686.1m)に源を発する滝谷川は滝谷の名の通り、巨瀑を有する谷。その巨瀑が「龍頭八重滝」として日本の滝百選に選定の龍頭ヶ滝(りゅうずがたき)で、落差40mの雄滝と30mの雌滝があり、中国地方随一の名瀑とも。雄滝は「

壇鏡の滝

隠岐の島町の横尾山(572.8m)から流出する那久川にかかる滝で、「日本の滝百選」に選定の名瀑が壇鏡の滝(だんぎょうのたき)。落差45mの雄滝(右)、落差約35mの雌滝(左)と2本が並んで懸かり、雄滝は滝の裏側の岩窟に回ることのできる「裏見

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ