本郷弓町のクス
東京都文京区本郷1丁目、住宅街の一角にそびえる楠(クスノキ)の巨木が、本郷弓町のクス(ほんごうゆみちょうのくす)。樹高20m、幹周り8.5m、推定樹齢600年という。司馬遼太郎の『街道をゆく』本郷界隈にも、江戸時代から有…
東京都文京区本郷1丁目、住宅街の一角にそびえる楠(クスノキ)の巨木が、本郷弓町のクス(ほんごうゆみちょうのくす)。樹高20m、幹周り8.5m、推定樹齢600年という。司馬遼太郎の『街道をゆく』本郷界隈にも、江戸時代から有…
兵庫県姫路市山野井町、姫路城の北西、男山配水池公園の麓にある、播磨ゆかりの文学、文人たちの作品や資料を展示するミュージアムが、姫路文学館。建築家・安藤忠雄の設計による建物は、北館と南館に分かれており、姫路城の歴史と和辻哲…
愛媛県松山市、松山城を中心に松山全体をフィールドミュージアムとする司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』を軸とした構想の中核を担う博物館が坂の上の雲ミュージアム。秋山好古(あきやまよしふる)・秋山眞之(あきやまさねゆき)兄弟、俳…
愛媛県松山市、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』の主人公、秋山好古(あきやまよしふる)・秋山眞之(あきやまさねゆき)兄弟の生家を再現した施設が、秋山兄弟生誕地。天保年間(1831年〜1845年)から秋山家はこの地に居住してい…
兵庫県姫路市飾磨区に鎮座し、平安時代編纂の『日本三代実録』に記載される古社、英賀神社(あがじんじゃ)。播磨国一之宮の伊和神社(宍粟市)に祀られる伊和大神(いわのおおかみ=播磨国の国土開発の神)を助け、英賀の地を拠点として…
平地が少ない高知県高岡郡梼原町(ゆすはらちょう)では、山間の傾斜を利用した棚田が発達しています。とくに神在居の千枚田(かんざいこのせんまいだ)は、標高600m前後の急勾配の斜面を開き、谷川から水を引いて田にしている絶景の…
京都市東区、「祇園・東山」と呼ばれる高台寺の南から清水寺にかけては、清水寺の参道である二寧坂(二年坂)、産寧坂(三年坂)、清水坂と、坂道が連続していますが、産寧坂沿いには、坂本龍馬も常宿のひとつにしていたという明保野亭(…
島根県浜田市にある近世の城郭が浜田城跡で、「続日本100名城」に選定。元和5年(1619年)に初代・浜田藩主の古田重治(ふるたしげはる)が築城し、慶応2年(1866年)7月18日、長州軍の攻略の際に松平武聡(まつだいらた…
薩長同盟締結直後の慶応2年1月23日(1866年3月9日)、京・伏見の「寺田屋事件」で龍馬は負傷し、寺田屋事件でも助けられた薩摩藩の小松帯刀(こまつたてわき)、西郷吉之助(西郷隆盛)の勧めで妻・おりょう(お龍)と温泉療養…
広島県尾道市、瀬戸内海に浮かぶ因島の南部、土生港(はぶこう)の背後にそびえる標高207.5mのピークが天狗山。瀬戸内海国立公園の特別地域に指定された山頂一帯は因島公園として整備され、電波塔の建つ天狗山テレビ塔展望台直下ま…
古くから良質な古座川材の産地として林業が盛んな地、和歌山県東古座川町を流れる古座川流域。河口には舟運を利用した町が開けましたが、蛇行が激しい中流部は「古座峡」と呼ばれる峡谷を形成、秘境感すら漂うエリアとなっています。高さ…
信濃川左岸、新潟県小千谷市「越の大橋」西詰に立つのが司馬遼太郎『峠』文学碑。幕末の北越戊辰戦争で、長岡藩の軍事総督を務めた河井継之助の生涯を描いた、司馬遼太郎の歴史小説『峠』。これにより、一般にはそれまで無名の存在にすぎ…
新潟県長岡市街東に位置する悠久山公園のほぼ中央に、8000平方メートルの敷地を誇る自由広場がありますが、そこから小高い丘に建つ長岡市郷土資料館へと向かう坂道の途中にあるのが、河井継之助の碑。河井継之助(かわいつぎのすけ)…
幕末の文政10年1月1日(1827年1月27日)、越後長岡藩の長岡城下(現・新潟県長岡市)に生まれ、その後の長岡藩を率いた河井継之助(かわいつぎのすけ)。父は120石の中級武士で、邸宅は御堀の外、神田橋門近くの現在の長岡…
京都・東山五条にある大谷本廟(おおたにほんびょう)は、浄土真宗本願寺派本願寺(西本願寺)の飛地境内で、宗祖・親鸞聖人や歴代宗主の廟所(墓所)。大谷本廟の場所は、親鸞荼毘の延仁寺の跡地。親鸞聖人の側で眠りたいという多くの信…
八戸市東部にある海岸でここから北の下北半島にかけては砂浜、南の三陸海岸は断崖絶壁のリアス式で、ちょうど中間的な光景が展開するのが種差海岸。しかも海岸段丘の上は天然の芝生が広がり、司馬遼太郎は「どこかの天体から人がきて地球…