東海・北陸 渡し船の旅 全7航路
東海・北陸で渡し船が運航されているのは、7ヶ所。豊川、長良川など歴史ある渡船のほか、ダム湖や新港の誕生で代替手段として運航が始まった渡船、さらには離島への公営渡船などもあってバリエーションも豊富。なかには今後の運航が危惧…
東海・北陸で渡し船が運航されているのは、7ヶ所。豊川、長良川など歴史ある渡船のほか、ダム湖や新港の誕生で代替手段として運航が始まった渡船、さらには離島への公営渡船などもあってバリエーションも豊富。なかには今後の運航が危惧…
関東周辺で渡し船が運航されているのは、7ヶ所。矢切の渡しなど、歴史ある渡船が観光的に今も運航されている場所が多いのですが、県道扱いの赤岩渡船(葛和田の渡し)、浦賀港の浦賀渡船のように今も生活の足になっている場所も。事前に…
富山県中新川郡立山町、黒部ダムのダム湖(黒部湖)の奥にある関西電力運航の渡船が、平の渡し(たいらのわたし)。針ノ木峠と黒部川(平乃小屋)、五色ヶ原を結ぶ歴史ある登山道がダム湖の誕生で水没したため、その代行として6月〜10…
山口県萩市の鶴江地区と浜崎地区を結ぶ、萩市営の渡船が鶴江の渡し。正式名称は市道浜崎鶴江線で市道の扱いのため、無料で乗船できます。萩城下の東を流れる松木川を渡るもので、上流側の雁島橋まで橋がないため、市民、観光客の貴重な足…
岐阜県岐阜市内を流れる長良川には昭和初期まで12の渡しがありましたが、現存するのは岐阜市一日市場と鏡島の間、120mを結ぶ小紅の渡し(おべにわたし)のみ。現在は岐阜県道173号(文殊茶屋新田線)の一部で、渡し船も県道の扱…
愛媛県松山市、三津浜(みつはま)港内の市営渡船が三津の渡しで、松山市道高浜2号線の扱い。三津と港山の80mを結び、三津側では「洲崎の渡し」、港山側では「古深里(こぶかり)の渡し」と呼ばれています。15世紀に港山城の物資輸…
神奈川県横須賀市浦賀にある浦賀港は、江戸時代には廻船問屋が軒を連ねた港町。その浦賀港の東西を結ぶ公営渡船が浦賀渡船(うらがとせん)。浦賀の渡しとも、浦賀海道とも呼ばれる渡し船は、明治11年8月に東西浦賀の17町内会の共同…
愛知県豊橋市を流れる一級河川・豊川(とよがわ)に残る渡し舟で、愛知県では唯一現存する渡船が牛川渡船(牛川の渡し)。豊橋創造大学近くの牛川町と大村町を結ぶ豊橋市営の渡船で、渡船料は無料。平安時代から続くといわれる歴史ある渡…
北九州市の若松区(若松渡場=若松区本町1丁目/JR若松駅から徒歩20分)と戸畑区(戸畑渡場=戸畑区北鳥旗町/JR戸畑駅北口から徒歩10分)を3分で結ぶ北九州市営の渡船が若戸渡船(北九州市営若戸航路)。「第十八わかと丸」(…
大阪市に現存する河川や港の公営渡船のうち、木津川の千本松大橋(ループ橋)脇に残る渡し船が千本松渡船場。すぐ脇に千本松大橋(ループ橋)が開通していますが、橋桁部分まで上るのが大変という理由で完成後も渡し船が残され、1日平均…
水の都といわれる大阪市に8ヶ所ある公営渡船のうち、利用者がもっとも多い渡船が尻無川を渡る甚兵衛渡船場。利用者が多い理由は、周辺に高等学校があるから。甚兵衛によって設けられたという歴史ある渡船は、大正区泉尾7丁目(泉尾側)…
天保山公園と此花区桜島3丁目を結ぶ安治川にかかる岸壁間400mもの公営渡船が天保山渡船場。大阪港の繁栄を企図した大阪市が港湾振興策の一環として明治38年に開設。当初は天保山、桜島、築港大桟橋の間を三角運航しましたが昭和元…
江戸川河畔、松戸市下矢切(やきり)と東京都葛飾区柴又(かつしかくしばまた)を結ぶ、江戸川の渡し船が矢切の渡しで、江戸時代には幕府公認の農民渡船でした。旧矢切村の農民は江戸川対岸に農地を持っている場合も多かったのです。伊藤…
東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線の大師橋の上流側(西側)には、多摩川の大師の渡し跡があります。川崎大師への参詣者のために明治10年に開業した比較的、新しい渡しで、羽田とを結んで川崎大師の参詣客を乗せ、穴守稲荷への「…
茨城県取手市内を流れる利根川を渡る取手市営の渡船が小堀の渡し(おおほりのわたし)。市内中心部と小堀(おおほり)地区を結んで長さ9.99mの鉄船「とりで号」が運航しています。市道の扱いなので乗船は無料。自転車、原動機付き自…
坂東大橋と上武大橋の中程に位置する利根川の渡船が島村の渡し(島村渡船)。伊勢崎市道(6-603号線=新地今泉線)扱いのため、渡船運賃は無料(市道渡船)。この島村地区は、利根川を隔てて埼玉県側に飛び地となっている場所です。…
永禄年間(1558〜1569年)には、長尾景虎(上杉謙信)が船橋を架けて軍が渡河したと伝わる利根川の赤岩渡船。利根川に現存する唯一の県道(主要地方道)扱いの渡船になっています。定員23名の動力船「千代田丸」、定員20名の…
永禄年間(1558〜1569年)には、上杉謙信が船橋を架けて軍が渡河していたと伝わる葛和田の渡し(葛和田渡船/群馬県側の名称は赤岩渡船)。現在も利根川に残る貴重な渡し船として現役で活躍。渡し船ながら熊谷市妻沼と群馬県千代…