法善寺

法善寺

東京都新宿区、ランドマークにもなっている抜弁天近くにある日蓮宗の寺が、法善寺(春時山光晴法善寺)。本堂には極彩色の七面明神像(七面明神=身延山近くの霊山、七面山の女神で、日蓮宗の守護神の一つ。身延山久遠寺の鎮守で、七面天女、七面大菩薩とも)が祀られるほか、新宿山ノ手七福神の寿老人の寺にもなっています。

江戸時代創建で七面明神を祀る寺

池上本門寺に帰依した鳥取藩2代藩主・池田綱清(いけだつなきよ)から中正院日護上人(1580年〜1649年)作という七面明神像(七面天女像)を拝領した実相院日相上人が一宇を建立して祀ったのが法善寺の始まり。
七面明神(七面天女、七面大菩薩)は、吉祥天女(毘沙門天と鬼子母神との子)が七面山の高座石で信徒に法を説く日蓮のもとに降臨した七面天女で、守護神となったときの姿が竜だったという伝説から生まれた日蓮宗の独自の信仰です。
『江戸名所図会』には、七面信仰東京進出の最初の寺と記されています。

法善寺の七面明神像(七面天女像)は、像高30cm。
唐風の衣裳をまとい、宝冠をかぶり、左手に火炎如意宝珠(かさいにょいほうじゅ)、右手に鍵を持ち磐座(いわざ)の上に立っています。

法善寺
名称 法善寺/ほうぜんじ
所在地 東京都新宿区新宿6-20-16
関連HP 新宿観光振興協会公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ東新宿駅から徒歩9分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 法善寺 TEL:03-3351-4080
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
新宿山ノ手七福神

新宿山ノ手七福神

新宿から牛込、神楽坂界隈の7つの社寺を結ぶ、開運の参詣ルートが新宿山ノ手七福神。谷中七福神に比べるとロングコースですが、徒歩で回ることが可能。神楽坂上の善國寺(毘沙門天)をスタートして西に、あるいは新宿御苑に近い太宗寺(布袋和尚)をスタート

 

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