東京都大田区、平和島運河の埋立地を利用して昭和57年5月22日に開園した大田区立の公園が、平和の森公園。総面積は9.9haで、公園の中央を南北に分ける形で環七通りが横断。公園の南側には、人工ビーチは美しい大森ふるさとの浜辺公園が連続し、都会のオアシス的なエリアになっています。
ひょうたん池 には初夏にハスの花が咲く
平和島運河は、平和島を隔てる運河で、昭和14年に現在の平和島の埋立が開始され、昭和42年に誕生した島。
昭和18年に工事が中止され、未完の土地として残されたことで、戦後は180mの木橋で結ばれるという条件から「東京俘虜収容所」(日本のA級戦犯の仮収容所)が設置されています(その後、巣鴨プリズンと呼ばれた東京拘置所に移管)。
戦後は、温泉、競艇というまさに平和の島になったので、平和への祈りを込めて「平和島」という名が付いているのです。
平和の森公園に冠される平和は、「恒久平和を求める大田区民の永遠なる願いを込めて名付けられたもの」(大田区)で、大田区は昭和59年8月15日には「平和都市宣言」を行ない、公園内に記念の塔として「愛し子」像が設置されています。
公園内には、区内の貴重な文化財や史跡を模した40ポイントで結んだフィールドアスレチックコース、テニスコート(4面)、弓道場、アーチェリー場、梅雨明け頃にハスの花咲くひょうたん池、NPOがみどりに親しむ活動を運営する「みどりの縁側」などがあります。
平和の森公園フィールドアスレチックは、23区内では唯一のフィールドアスレチック協会公認のフィールドアスレチックで、有料。
揺れる丸太を伝って池を横切ったり、ネットをよじ登ったりで、小学生以上向け。
平和の森公園(大田区) | |
名称 | 平和の森公園(大田区)/へいわのもりこうえん(おおたく) |
所在地 | 東京都大田区平和の森公園2−1 |
関連HP | 大田区公式ホームページ |
電車・バスで | 京浜急行平和島駅から徒歩10分 |
ドライブで | 首都高速平和島ICからすぐ |
駐車場 | 183台/有料 |
問い合わせ | 平和の森公園事務所 TEL:03-3766-1607 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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