浅野屋本店

浅野屋本店

東京都千代田区内神田2丁目、浅野屋ビルという自社ビル1階に店を構えるのが、浅野屋本店。明治5年創業という東京屈指のそばの老舗で、映画のロケにも使われたことのある店。そばは、細麺が特徴で、香り豊かなそばに、しっかりつゆがからんで出汁(だし)の旨味を感じとることができます。

明治5年創業、二八そば誕生の地・神田の老舗そば店

浅野屋本店

二八そばは、神田で生まれたといわれ、神田界隈には老舗のそばやが多いのですが、浅野屋本店もその一軒。
明治5年12月、和久井鉄蔵、仙夫妻が神田猿楽町に開いた老舗で、開店当時の大家の先祖が赤穂藩・浅野家出入りの大工だったことから、浅野屋の屋号っとなったのだとか。
現在の内神田2丁目(当時は神田松下町17)に移転したのは、明治25年で、以降、5代にわたって老舗の味を守っています。

麺は外二八(そば粉とつなぎの割合が10:2)の自家製麺。
「温かいのと冷たいのでは香りの立ち方も異なる」ことから、せいろ用(鰹節8割・宗太鰹節2割)と温かいそば用(鯖節8割・宗太鰹節2割)と削り節を変えるというこだわり(かえしは醤油と砂糖のみを使い1週間以上寝かせたものを使用)。
素材ならではの食感を残すため、切り方にもこだわった天ぷらの「ごぼ天」、豚のロースをてんぷら粉で揚げた「とんぷら」、生のそばを揚げて、温かいそばのつゆをあんかけにする「和風やきそば」、穴子天ぷらなどもメニューに(季節ごとにメニューは変化)。
11月中旬〜3月の冬季限定メニュー「鴨南ばん」は、ジューシーな鴨肉と、鯖と宗田鰹のブレンドした出汁が人気の逸品です。

明治25年まで本店があった場所には、現在「神田猿楽町浅野屋」がありますが、小林喜一が暖簾分けで店を開いたもので、当主で3代目となる老舗です。

浅野屋本店
名称 浅野屋本店/あさのやほんてん
所在地 東京都千代田区内神田2-7-9 浅野屋ビル1F
関連HP 千代田区観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR・東京メトロ神田駅から徒歩5分。東京メトロ大手町駅から徒歩8分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 浅野屋本店 TEL:03-3254-4351
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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