東京都町田市高ヶ坂2丁目、東側を恩田川、西側を芹ヶ谷公園となっている谷に挟まれた標高86mの丘陵の頂部に位置する縄文時代の敷石住居跡遺構が、八幡平遺跡(はちまんだいらいせき)。谷を隔てた牢場遺跡、稲荷山遺跡ととともに国の史跡に指定される高ヶ坂石器時代遺跡を構成しています。
牢場遺跡と同様に柄鏡形竪穴住居跡が見つかった縄文遺跡
昭和43年に八幡平遺跡の環境整備の一環として行なわれた発掘調査で、それまで縄文時代の遺構だとされた既存の指定地からは何も見つからず、隣接地から縄文時代中末期(4500年前)の敷石住居跡が発掘されたため、既指定地を解除し、遺構のある部分を新たに追加指定しています。
遺跡の中央に囲炉裏(炉跡)を囲んで生活していたと推測される平面が柄鏡形(手鏡のような形)をした柄鏡形竪穴建物(えかがみがたたてあなたてもの)で、大正14年に発掘され、日本の竪穴住居研究の先駆けとなった牢場遺跡と同じかたちです。
現在、住居跡は史跡保存のため埋め戻され、その上に、原寸大で住居遺構を再現しています。
令和3年4月から史跡公園として公開。
休憩できる東屋が整備され、高台に位置することから縄文時代の景観を追体験できます。
高ヶ坂石器時代遺跡・八幡平遺跡 | |
名称 | 高ヶ坂石器時代遺跡・八幡平遺跡/こうがさかせっきじだいいせき・はちまんだいらいせき |
所在地 | 東京都町田市高ヶ坂2-2 |
関連HP | 町田市公式ホームページ |
電車・バスで | JR・小田急電鉄町田駅から徒歩20分 |
問い合わせ | 町田市生涯学習部生涯学習総務課 TEL:042-724-2554/FAX:050-3161-9866 |
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