徳山の盆踊「鹿ん舞」・「ヒーヤイ」|静岡県川根本町

川根本町(かわねほんちょう)徳山の浅間神社境内で8月15日に行なわれる『徳山の盆踊』。国の重要無形民俗文化財に指定される「鹿ン舞」、「ヒーヤイ」が披露され、花火大会もあります。

「鹿ん舞」、「ヒーヤイ」と狂言で構成されます

「ヒーヤイ踊」は少女達の小歌踊
「ヒーヤイ踊」は少女達の小歌踊

徳山の盆踊は雌雄の鹿の衣装をまとい躍動的に踊る「鹿ん舞」と、少女が小唄にあわせて優雅に踊る「ヒーヤイ」、成人による「狂言」で構成されます。

「鹿ん舞」は、長い角を持つ鹿頭をつけた雄鹿ひとりが先頭に立ち、後に雌鹿ふたりが左右に並んで続き、両手には長さ30cmの紅白のだんだら巻きの棒を持ち、前かがみになって回しながら囃子(はやし)に合わせ、鹿が跳びはねるように踊るのが特徴。農作業の天敵である鹿を追い払い、豊作を祈ったのが始まり。

「ヒーヤイ」は、小・中学生の女子が踊り手となり、化粧をし、浴衣の上に京の舞妓風の帯を締め小唄に合わせて舞う、古歌舞伎踊りの初期の形態を残した優雅な踊り(かつて、青年が女装して踊っていました。演目には、「神すずしめ」、「桜花」、「牡丹」、「かぼちゃ」などがあります)。唄の終わりに「ヒーヤイ」という囃子言葉がついているのが名の由来です。

演じ方は、「ヒーヤイ」と「狂言」とが舞台で交互に演じられ、その合間に「鹿ん舞」が舞台の周囲で演じられます。

会場となる浅間神社は、天喜3年(1055年)土岐氏が徳山城築城の際に、浅間山に創建したと伝えられる古社で、寛文6年(1666年)、現社地に遷座。

鹿の面をつけて舞う「鹿ん舞」
鹿の面をつけて舞う「鹿ん舞」
徳山の盆踊「鹿ん舞」・「ヒーヤイ」|川根本町
開催日 8月15日
所在地 静岡県榛原郡川根本町徳山2893
場所 徳山浅間神社
電車・バスで 大井川鐵道駿河徳山駅から徒歩10分
ドライブで 東名高速相良牧之原ICから約48km
問い合わせ 川根本町まちづくり観光協会 TEL:0547-59-2746
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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