鳥取県東伯郡湯梨浜町にある周囲12km、面積4.17平方km、深さ2~7mの汽水湖が東郷湖(東郷池)。翼を広げた優雅な鶴に形が似ていることから「鶴の湖」の愛称で親しまれています。西側を流れる天神川の堆積作用などで、かつての内湾がふさがってできた海跡湖と考えられています。
東郷湖で産する巨大なシジミにも注目!
東郷湖の湖底、鳥取花崗岩の亀裂から高温の温泉が湧き出しており、西岸・はわい温泉、南岸・東郷温泉は保養に絶好の温泉地となっていて、冬季はカニを味わうプランが人気。
泉質はともに、塩化物・硫酸塩泉。
はわい温泉近くには東郷湖羽合臨海公園が整備され、散策にも絶好です。
一帯は東郷湖県立自然公園に指定され、冬には北から飛来した渡り鳥たちの観察ポイントともなっています。
ワカサギ、シラウオ、コイ、フナ、ウナギ、ヤマトシジミなどが棲息し、湖岸の小屋から滑車で湖に上げ下ろしする「四ツ手網」で、エビ、ワカサギ、シラウオなどを捕獲。
特産のヤマトシジミは料亭などでも使われる高級シジミで、普通のシジミの2~3倍、2cm~3cmもある大きなシジミです(酒蒸しにできるのもそのサイズから)。
大型のシジミを生産するため、東郷湖漁協では漁獲量の制限、大きさの制限、漁場の制限などを行ない、その大きさから「鬼蜆」(おにしじみ)とも呼ばれ、珍重されています。
年間を通じてシジミ漁が行なわれていますが、旬は厳寒期と真夏の2回。
400年の伝統を持つ『水郷祭』が、東郷湖畔公園で毎年7月19日〜20日開催され、神輿渡御や大花火大会が行なわれます。
また毎年8月には『東郷湖ドラゴンカヌー大会』も開催。
ちなみに、中海(なかうみ、なかのうみ)、湖山池、東郷湖(東郷池)が鳥取県三大湖沼と呼ばれています。
画像協力/鳥取県
東郷湖 | |
名称 | 東郷湖/とうごうこ |
所在地 | 鳥取県東伯郡湯梨浜町 |
電車・バスで | JR松崎駅から徒歩3分 |
ドライブで | 山陰自動車道泊東郷ICから約4km |
問い合わせ | 湯梨浜町観光協会 TEL:0858-35-4052 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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