宝隆院庭園

宝隆院庭園

鳥取県鳥取市、鳥取城の扇御殿跡に建つ国の重要文化財・仁風閣(じんぷうかく)の敷地内に大名庭園が、宝隆院庭園。幕末の文久3年(1863年)、11代藩主・池田慶栄(いけだよしたか)夫人・宝隆院(聡姫)の扇御殿を建てた時築かれた庭園で、鳥取市の名勝になっています。

鳥取城・扇御殿に付属した池泉回遊式の庭園

宝隆院庭園

11代藩主・池田慶栄は江戸から鳥取への道中(初の国入り)で病に罹り京・伏見藩邸にて17歳で夭逝。
水戸藩主・徳川斉昭の五男・徳川昭徳が養子となって跡を継ぎ、鳥取藩12代藩主・池田慶徳(いけだよしのり)となりますが、若くして未亡人となった池田慶栄夫人・宝隆院(聡姫)を慰めるために建てたのが扇御殿です。

現存する茶室「宝扇庵」は、かつての化粧の間とのこと。
池泉回遊式の庭園は、扇御殿に付属して築庭されたもので、鶴をかたどった池には、亀島が浮かぶというまさに京の庭に見られるような鶴亀庭園。
鳥取城二の丸側斜面に石組みで滝を築き、池に水を落とし、借景に久松山と二の丸の石垣を取り込んだ景観に、大名庭園の面影があります。

襖や欄間に扇模様が多く取り入れられていたので扇御殿と呼ばれた建物は、明治維新後に破却。
明治39年に仁風閣が建てられて、洋館と大名庭園という異色の組み合わせに。
現存する「宝扇庵」(化粧の間)は扇御殿の離れとして建てられたもので、宝隆院はこの建物を好んだと伝えられています。

宝隆院庭園
名称 宝隆院庭園/ほうりゅういんていえん
所在地 鳥取県鳥取市東町2-121
関連HP 鳥取市公式ホームページ
電車・バスで JR鳥取駅から日本交通バス鳥取砂丘行きで8分、西町下車、徒歩5分
ドライブで 鳥取自動車道鳥取ICから約6.5km
駐車場 16台/無料、市営鳥取世界おもちゃ館駐車場(73台/有料)から徒歩15分。土・日曜、祝日は鳥取県庁駐車場(地上114台・地下79台/無料)も利用可能
問い合わせ 仁風閣 TEL:0857-26-3595/FAX:0857-26-3595
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

仁風閣

明治40年、鳥取城扇御殿跡に旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸として建てられたフレンチルネサンス様式を基調とした木造瓦葺き2階建ての白亜の洋館。赤坂離宮も設計した宮廷建築の第一人者、片山東熊(かたやまとうくま)工学博士(ジョサイア・コンドルの弟子

鳥取城

天文6年(1545年)、因幡国守護・山名誠通(やまなのぶみち)が千代川を見おろす標高263.0mの久松山(きゅうしょうざん)に築いた城が鳥取城。久松山は花崗岩からなる急峻な山で天然の要害でした。戦国時代には秀吉軍の過酷な兵糧攻めを受けたこと

 

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