米子市福市考古資料館

弥生時代から古墳時代の大規模な集落跡が遺跡公園として保存されている福市遺跡公園の入口に建つミュージアム。米子市内の福市遺跡、青木遺跡、池ノ内遺跡、陰田隠れが谷遺跡、目久美遺跡、上福万遺跡などから出土した貴重な遺物を展示しています。

古代遺跡の密集する米子市の貴重な出土史料を展示

弥生時代後期から古墳時代中期の大規模な遺跡として全国的にも注目を集める福市遺跡、青木遺跡の出土品が中心。
目久美遺跡から発見された卵の形をした「土笛」(弥生時代前~中期)、鹿の角の分岐部を利用して作られた道具で、マグロなどの大型の魚にとどめを刺す「鹿角斧(ろっかくふ)」(縄文時代前期)、陰田隠れが谷遺跡から発見された雄雌2体の「土馬」(奈良時代)、祭祀の道具に使われたと推測される東宗像遺跡出土の磨製石剣(弥生時代中期)、水田で稲穂などの運搬に使われた農具の池ノ内遺跡出土の田舟(弥生時代後期)、下部がすすで黒くなった上福万遺跡出土の縄文土器深鉢(縄文時代早期)など、展示物は興味深いものばかりです。

福市遺跡散策のビジターセンター的に使えるほか、近くには青木遺跡(国指定史跡)もあるので、古代史ファンには必踏のエリアといえるでしょう。

米子に国の史跡が6ヶ所も!
米子市内は遺跡の集中するエリアで、国の史跡だけで、鳥取藩台場跡淀江台場跡、妻木晩田遺跡(むきばんだいせき)、向山古墳群、上淀廃寺跡、福市遺跡、青木遺跡と6ヶ所。石馬谷古墳(いしうまだにこふん)が国の重要文化財なので、あわせて7ヶ所が国指定の史跡ということに。
米子市福市考古資料館
名称 米子市福市考古資料館/よなごしふくいちこうこしりょうかん
所在地 鳥取県米子市福市461-20
関連HP 米子市福市考古資料館公式ホームページ
電車・バスで JR米子駅前から日の丸バス、溝口・日野方面行きで、安養寺入口下車
ドライブで 米子自動車道米子ICから約6km
駐車場 28台/無料
問い合わせ 米子市福市考古資料館 TEL:0859-26-3784/FAX:0859-26-3784
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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