宮島峡（一の滝・二の滝）

富山県小矢部市を流れる小矢部川支流・子撫川（こなでがわ）にある瀑布群が宮島峡（一の滝・二の滝）。川幅いっぱいに落下しミニナイヤガラ的な一の滝、32段になって落ちる二の滝があり、子撫川探勝歩道が整備されています。さらに上流には竜宮淵とやはりミニナイヤガラ的な三の滝があります。一帯は稲葉山・宮島峡県定公園に指定されています。

小矢部市の子撫川に懸かるミニナイヤガラ

一の滝、二の滝、三の滝といずれも落差は3m～5mほどでスケール感はさほどではありませんが、小矢部市街地から車で15分という立地を考えると公園散策的に楽しめる場所となっています。
宮島峡一の滝の滝壺の「甌穴群」（おうけつぐん＝ポットホール）は富山県の天然記念物。
一の滝は幅が63mもあり、水量が多い季節には「富山のナイアガラ」として注目されています。

また宮島峡の近くには瀧之社の観音滝、鼓ヶ滝という秘瀑もあり、興味があればあわせて探勝を。
宮島峡の上流には子撫川ダムがあり、宮島峡を走る車道沿いにはそれぞれの情景に合わせたブロンズ像の女神12体が設置されています。
駐車場は一の滝横、二の滝横、竜宮淵付近に用意されています。
ちなみに宮島峡にある「宮島温泉滝乃荘」は、日帰り入浴も楽しめますが、探勝の基地にも絶好。

子撫川ダム

富山県小矢部市にある多目的ダムが子撫川ダム（こなでがわだむ）。子撫川の上流は谷幅が狭く、下流部は屈曲して過去に洪水により大きな被害をもたらしてきました。さらに下流部では夏期渇水期の水不足が深刻に。そんな被害があったため、洪水調節、都市用水、

日本のナイアガラ 15瀑

本場のナイアガラの滝が有名なせいか、日本のナイアガラ、東洋のナイアガラなどと通称される滝は、なんと全国に15瀑もあります。ナイアガラの滝にスケールははるかに及ばないものの、岩質の軟らかい部分が削られて硬い部分が残る差別侵食という成因は同じも