別府弁天池

山口県美祢市秋芳町別府にある別府厳島神社の境内に位置するコバルトブルーの湧水池が別府弁天池。透明度抜群の池の底から湧き出る水は、カルスト台地の伏流水で、摂氏14.5度で毎秒11tも湧出。古くから「1杯飲めば1年、2杯飲めば2年長生きする」との言い伝えがあり、環境庁の「名水百選」にも選定。

秋吉台のカルスト台地の凹地、ドリーネの池の底から湧水する名水

別府弁天池は、別府厳島神社の境内にある周囲40m、中心部の深さが4mの池。
池の北西にそびえる花尾山から流れ出る地下水が湧き出すもの。
カルスト地形なので降った雨はウバーレ（ドリーネが結合して生じた陥没穴）内の複数の「吸い込み穴」と呼ばれる縦穴に流れ込み、ドリーネから湧出という図式に。

一帯を開墾したものの、水不足に悩む別府の長者・飯田石見守が諏訪明神の神託で弁財天を勧請すると水が湧きだしたという伝説があり、今も9月の第1日曜の『別府弁天まつり』には水の恵みに感謝し豊年を祈って別府念仏踊（山口県の無形文化財）が奉納されています。

隣接して美祢市養鱒場釣り堀もあり、ニジマス釣りのほか、湧水で育てられたマスの料理も味わえるほか、キャビア採取を目的にチョウザメの飼育も行なわれています。

環境庁の「名水百選」に選定されるほか、Mine秋吉台ジオパークのジオサイトになっています。

別府弁天まつり（別府念仏踊り奉納）｜美祢市

9月第1土曜と翌日曜、山口県美祢市の別府弁天池（別府厳島神社）で『別府弁天まつり』が行なわれます。豊年満作を願い、神の恵みである水に感謝するまつり。山口県無形民俗文化財「別府念仏踊り」が別府念仏踊保存会により奉納されます。周辺には田舎芝居や

秋吉台カルスト展望台

山口県美祢市、およそ130平方キロメートルの面積を誇る、日本最大のカルスト台地が秋吉台。秋吉台案内所（エレベーター入口）から徒歩5分ほどにある、秋吉台カルスト展望台周辺は、変化に富んだ石灰岩の高原・秋吉台一帯が一望のもと。円形の2階展望部か