秋田県仙北市、武家屋敷が残り、「みちのくの小京都」とも称される角館にある味噌・醤油の醸造元が安藤醸造。創業は幕末の嘉永6年(1853年)という老舗。一帯には、木造の店舗が密集し、明治時代までは度々大火に見舞われていたため、耐火性の優れたレンガ造りの蔵座敷が残されています。
見学後に、天然醸造の味噌、醤油を購入!
明治24年に建造された蔵屋敷は、当時、冠婚葬祭用として重要な役割を果たしていた座敷を火災から守るために外装がレンガ造りとなっています。
レンガ造りの蔵座敷としては東北地方現存最古のもの。
現在、角館出身の画家・西宮礼和(にしのみやれいわ=平福穂庵の門人で、郷里の風物を画いたものに詩情あふれる絵が特徴) 筆の襖絵を施した内部を無料で公開。
黒漆喰の文庫蔵には休憩スペースを備えています。
安藤醸造元の本店なので、もちろん味噌・醤油を購入することも可能。
平均でも丸1年、長いものだと2年以上の発酵期間が必要という天然醸造の味噌を製造しています。
味噌も日本酒と同様に、麹作り、木桶での熟成などに熟練した杜氏(とうじ)の技術が必要。
自慢の味噌、醤油、漬け物は天然醸造、無添加ゆえに、スーパーなどでの小売は行なっておらず、本店などでの直売のみ。
味噌や醤油はもちろん、杜氏がつくる味噌漬けなど、角館土産にも最適です。
本店のほかに、マルヨ蔵麹くらぶ、北浦本館、花上庵があります。
安藤醸造本店 | |
名称 | 安藤醸造本店/あんどうじょうぞうほんてん |
所在地 | 秋田県仙北市角館町下新町27 |
関連HP | 安藤醸造公式ホームページ |
電車・バスで | JR角館駅から徒歩15分 |
ドライブで | 秋田自動車大曲ICから約25km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 安藤醸造本店 TEL:0187-53-2008 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag