秋田県横手市城山町にある城跡公園が横手城跡(横手公園)。中世に築かれた山城をルーツとする横手城の城跡で、慶長7年(1602年)、久保田城に秋田藩初代藩主・佐竹義宣(さたけよしのぶ)が転封されると横手城はその支城に。元和6年(1620年)、元和の一国一城令でも破却されることなく存続しました。
天守はなかったのであくまで「観光天守」
元和の一国一城令では、秋田藩領内の支城はことごとく破却されましたが、横手城は奇跡的にそれを免れ、幕末まで存続。
戊辰戦争の際、秋田藩は奥羽列藩同盟を離脱、新政府側につきましたが陸奥仙台藩と出羽庄内藩の軍勢に攻撃を受け、明治元年に落城しています。
現在、城跡は横手公園として整備され、土塁、内堀、牛沼、七曲の坂、武者溜跡が現存しています。
二の丸跡に模擬天守(横手城展望台)が建っていますが、本来の横手城に天守はありませんでした。
本丸跡に建つ秋田神社(藩祖・佐竹義宣が祭神)は、戊辰戦争で焼け残った表門の材木で建てたため、柱には弾痕が残されています。
名称 | 横手城跡(横手公園)/よこてじょう(あとよこてこうえん) |
所在地 | 秋田県横手市城山町 |
関連HP | 横手市公式ホームページ |
電車・バスで | JR横手駅から徒歩25分 |
ドライブで | 秋田自動車道横手ICから約6.2km |
駐車場 | 牛沼駐車場(50台)・芝生公園駐車場(20台)/無料 |
問い合わせ | 横手市商工観光部観光おもてなし課 TEL:0182-32-2118 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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