大豆三粒の金仏
栃木県宇都宮市南大通り、田川の畔に近い善願寺の境内正面に安置された3.6mの大仏(盧遮那仏坐像)が大豆三粒の金仏(だいずさんつぶのかなぶつ)。江戸時代半ばの享保20年(1735年)に築造された青銅製仏像で、「蓄財の仏様」…
栃木県宇都宮市南大通り、田川の畔に近い善願寺の境内正面に安置された3.6mの大仏(盧遮那仏坐像)が大豆三粒の金仏(だいずさんつぶのかなぶつ)。江戸時代半ばの享保20年(1735年)に築造された青銅製仏像で、「蓄財の仏様」…
栃木県の県都、宇都宮(うつのみや)が栄えるようになったのは二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ)の門前町であったため。およそ1600年前、宇都宮の始祖・豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)を祀るために創建されたと伝えられてい…
栃木県宇都宮市にある松が峰教会は、明治21年にパリ外国宣教会のカジャック神父によって川向町に建てられた宇都宮天主公教会が前身。宇都宮特産で全国的に有名な大谷石で造られた教会は「大谷石百選」、国の登録有形文化財に指定される…
旧帝国ホテルやカトリック松が峰教会などに使われた大谷石の採石場で知られる石の郷、栃木県宇都宮市大谷町にあり、弘仁2年(811年)に、空海(弘法大師)によって開かれたと伝わる古刹が大谷寺(大谷観音)。本堂は大谷石の奇岩にす…
第2次世界大戦の戦没者の慰霊と世界平和を祈って、栃木県宇都宮市大谷町に大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に総手彫りで彫られた観音像が平和観音。昭和29年に完成し、昭和31年5月4日に開眼。像高88尺8寸8分(26.93m)、胴…
福井県小浜市にある和銅7年(714年)創建の古刹が神宮寺。若狭国一之宮・若狭彦神社の神願寺として泰澄大師の弟子・沙門滑元の創建。毎年3月2日に行なわれる東大寺二月堂への『お水送り』でも有名です。天台宗の寺ですが、神仏習合…
越前岬近く、越前町梨子ヶ平にある礫岩でできた天然のトンネルが呼鳥門(こちょうもん)。日本海の荒波と強い風により長い歳月をかけ浸食されてできた海食洞で、かつてはこの洞門を国道305号が通っていました。岩自体は1650万年前…
寛元2年(1244年)、宋に4年間留学し天童山景徳寺の如浄禅師に師事した道元禅師が坐禅修行の道場として創建した古刹、福井県永平寺町の永平寺。末寺1万5000寺を数える曹洞宗の大本山で、樹齢600年を越える老杉の巨木に囲ま…
曹洞宗の大本山の永平寺。大庫院(だいくいん)は、庫裏(くり)にあたる堂で、1階には修行僧や参籠者の三度の食事を作る「典座寮」と呼ばれる台所となっています。道元禅師は食事の作法を尊ぶ、食事を整えることは、つまりは命を預かる…
曹洞宗の大本山、永平寺。七堂伽藍(山門、仏殿、法堂、庫院、僧堂、浴室、東司)のなかで、庫院の並びの南外れにあるのが浴室(よくしつ)。その名のとおりに浴場で、水により悟りを開いたといわれる跋陀婆羅菩薩(ばつだばらぼさつ)が…
大晦日の除夜の鐘のテレビ中継などで知られるのが、曹洞宗の大本山、永平寺の鐘楼堂。昭和38年に改築された鐘楼堂に重さ5トンという大梵鐘が吊るされています。朝・昼・夕方・夜の4回、修行僧が山門前の鐘楼堂で、鐘を撞いています。
曹洞宗の大本山、永平寺。道元が、寛元2年(1244年)に開いたのが永平寺で、開山の道元禅師の真廟で、道元以下第5世までの住職の像を安置し、永平寺歴代住職の位牌や全国の曹洞宗寺院住職のを安置するのが承陽殿(じょうようでん)…
曹洞宗の大本山永平寺。幾度かの戦火や火災で諸堂は何度も再建されていますが、現存する最も古い建築物が寛延2年(1749年)築の山門。五間三戸の中国唐時代様式の楼閣門で、両側には仏教の守護神である四天王を祀り、階上には釈迦如…
曹洞宗の開祖・道元は、森羅万象(しんらばんしょう)のすべてに仏があり、人間ひとりひとりの中にも、仏があると説きました。その教えを受け継いできた修行の日々が永平寺にはありますが、その七堂伽藍の中心となるのが仏殿です。俗世間…
曹洞宗の大本山、福井県永平寺町の永平寺。今も多くの修行僧がここで修行をしていますが、法堂(はっとう)は、本堂にあたる堂で、朝のお勤めなどの各種法要がこの建物で行なわれています。380畳敷のという広々とした堂内は、中央に本…
永平寺の傘松閣(さんしょうかく)は、昭和5年に創建、そして道元禅師の750回大遠忌の記念事業で、平成5年から2年の歳月をかけて再建されたもの。1階は参拝者の控室や研修・宿泊のための部屋で、2階が156畳敷きの大広間。別名…
曹洞宗の大本山、永平寺。唐門はかつて「勅使門」とも呼ばれ、皇室から使者を迎える時に開かれた門です。現在は皇族の入山時や貫首就任時のみに開門しています。門扉には皇室の御紋章の菊花紋が飾られています。立ち入ることはできません…
島根県松江市にある熊野大社。古代には天狗山(標高610.4m)の山頂に鎮座したという古社。天狗山は古来、熊成峯(くまなしのみね=熊野山)と呼ばれた山。古くは出雲国一之宮として出雲大社以上に崇敬を集めました。熊野村(現・松…