栗林公園・吹上げ
香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園。栗林公園の南庭、南湖一帯は最初に作庭された高松藩主の大名庭園で、現在の池泉は3.5haに及んでいます。その水源地となるのが南庭の東南隅にある吹上げで、紫雲山を借景に南湖に架かる美…
香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園。栗林公園の南庭、南湖一帯は最初に作庭された高松藩主の大名庭園で、現在の池泉は3.5haに及んでいます。その水源地となるのが南庭の東南隅にある吹上げで、紫雲山を借景に南湖に架かる美…
香川県高松市、高松藩の大名庭園をルーツにする大庭園が栗林公園(りつりんこうえん)。江戸時代初期の大名庭園の姿を今に伝える南庭にある掬月亭(きくげつてい)は、江戸初期の17世紀に建てられた数寄屋風書院造りの建物で、大茶屋と…
香川県高松市にある国の特別名勝、栗林公園(りつりんこうえん)。栗林公園南庭、南湖のほとりにある「根上り五葉松」は、讃岐国高松藩9代藩主・松平頼恕(まつだいらよりひろ)が参勤交代で江戸参府の際、11代将軍・徳川家斉(とくが…
岡山県津山市東新町にある江戸時代の商家(旧梶村邸)が城東むかし町家。津山城跡のある鶴山公園の東側は城東地区と呼ばれ、大和と出雲を結ぶ旧出雲街道沿いには古い町家が残され、津山市城東重要伝統的建造物群保存地区に選定。ここで城…
明治時代には全国有数の石油採掘地だった新津(新潟県新潟市秋葉区)。「日本の石油王」と呼ばれた中野貫一は、明治36年、商業規模の油田発掘に成功、財を成した新津の偉人。石油の里公園内にある中野邸記念館は、石油王・中野貫一、忠…
新潟県新潟市中央区、西大畑公園近くの白壁通と南浜通の角地に建つ大邸宅が旧齋藤家別邸。向かいには北方文化博物館分館、隣接して料亭「行形亭」が建つ西大畑地区一帯は、かつてのお屋敷街。この建物は、鍵富家、白勢家と並ぶ新潟三大財…
明治以降、お屋敷街として開発された新潟県新潟市中央区西大畑町、新潟砂丘の上に建つのが砂丘館(旧日銀支店長役宅)。昭和8年の建築当時、日本銀行新潟支店長役宅として建てられた木造2階建ての近代和風住宅で、設計も日本銀行の技師…
新潟県岩船郡関川村下関(しものせき)、米沢街道・下関宿に面した渡邉邸の東、上関(荒川)寄りにある渡邉家の分家だった邸宅が東桂苑(とうけいえん)。明治38年に建築された木造2階建て入母屋造りの母屋が現存、関川村自然環境管理…
新潟県新発田市天王にある、新潟屈指の豪農の家と庭園が市島邸(いちしまてい)。福島潟干拓に力を注ぎ、幕末に財を成した新発田の豪農が市島家(ルーツは丹波=兵庫県)。見事な邸宅と、それを取り囲む回遊式の庭園「静月園」が公開され…
新潟県阿賀野市保田地区にある豪農の館、斎藤家の屋敷跡が孝順寺(斎藤邸)。斎藤家は、江戸時代初期の寛永年間(1624年~1643年)以降、大庄屋を務めた家柄で、明治30年には1000町歩を所有する千町歩地主でした。戦後の農…
青森県平川市にある日本庭園が盛美園(せいびえん)。面積1.2haの池泉回遊式庭園は、大庄屋で尾上銀行頭取を務めた清藤家24代の清藤盛美(せいとうもりよし)が明治35年から9年がかりで造園したもの。庭園を眺める和洋折衷の「…
山形県酒田市にある、本間美術館にある国の名勝となる庭園が本間氏別邸庭園(鶴舞園)。本間美術館は、文化10年(1813年)、酒田の豪商で、戦前は日本一の大地主といわれた本間家4代・本間光道(ほんまこうどう)が築いた別邸「清…
富山県氷見市の光久寺(真宗大谷派)にある名庭で、富山県の名勝に指定されるのが光久寺の茶庭(こうきゅうじのさてい)。江戸時代の宝永年間(1704年~1710年)に小堀遠州(こぼりえんしゅう)の流れをくむ加賀藩御用造園師・能…
福岡県福岡市城南区にある旧筑前福岡藩主黒田家の別邸跡を整備した公園が友泉亭公園(ゆうせんていこうえん)。福岡藩6代藩主・黒田継高(くろだつぐたか)が宝暦4年(1754年)に旧早良郡田島村に別邸(大名庭園)として建てたもの…
藩政時代、豊後森藩の陣屋が置かれたのが、大分県玖珠郡玖珠町森の三島公園。豊後国森藩の8代藩主、久留島通嘉(くるしまみちひろ)が、6年の歳月と巨費を投じて築造させた久留島陣屋跡。三島公園として整備された園内には、旧久留島氏…
鳥取県八頭郡智頭町の智頭宿にある国の重要文化財に指定される近代和風建築が石谷家住宅(いしたにけじゅうたく)。石谷家は屋号を塩屋といい、元禄時代の初めに鳥取城下から現・智頭町に移り住み、明和9年(1772年)には2代目・伝…
茨城県つくば市天久保にある3.8haの都市公園が松見公園。筑波大学キャンパスや、研究機関などに囲まれたなか、日本庭園(池泉回遊式庭園)が配され、さらに松見公園展望塔が建つというユニークな公園です。鯉が群れる池の周囲には東…
佐賀県武雄市御船山(みふねやま)の西山麓に広がる、御船山楽園。幕末の弘化2年(1845年)、第28代武雄領主・鍋島茂義(なべしましげよし)がつくらせた池泉回遊式の庭園で、御船山(207.1m)とその100mもの断崖を借景…