錫杖寺
埼玉県川口市にある真言宗智山派の古刹、錫杖寺(しゃくじょうじ)。学僧を育成する真言宗の関東十一談林の一寺で、関東七ヶ寺にも数えられた名刹。平成7年発足の関東八十八ヶ所第76番霊場で、日光御成道沿いにあるため江戸時代には歴…
埼玉県川口市にある真言宗智山派の古刹、錫杖寺(しゃくじょうじ)。学僧を育成する真言宗の関東十一談林の一寺で、関東七ヶ寺にも数えられた名刹。平成7年発足の関東八十八ヶ所第76番霊場で、日光御成道沿いにあるため江戸時代には歴…
新潟県柏崎市の海岸線の高台に建つ日蓮ゆかりの堂が番神堂。神仏習合時代の三十番神(さんじゅうばんしん)を勧請した堂で、最澄(伝教大師)も比叡山に祀り、代表格である30の神仏が、旧暦の1ヶ月30日を毎日交替で国家や国民などを…
遠州地方の民話で知られる芋堀長者の観音堂建立伝承がある古刹が浜松市中区の鴨江寺(鴨江観音)。平安時代には支院300を数える名刹となり、南北朝時代には南朝方・後醍醐天皇の綸旨を受け鴨江寺城となって足利軍・斯波氏の攻撃を受け…
東京都世田谷区等々力にある満願寺(まんがんじ)の別院で、関東三十六不動尊霊場の第17番が等々力不動尊。滝轟山明王院(りゅうごうさんみょうおういん)が正式名称で、滝が轟くというように境内には不動の滝が落ち、傍らには谷沢川が…
熊本市の中心を流れる一級河川の白川。その水源となるのが阿蘇カルデラの南部、南郷谷(南阿蘇村)の白川水源で14度の清冽な水が毎分60tも湧き出しています。藩政時代から湧水池は肥後名勝のひとつに数えられ、現在は、環境省の名水…
寺伝によれば、皇極天皇元年(642年)創建と伝えられる、長野市の善光寺。『善光寺縁起』によれば、御本尊の一光三尊阿弥陀如来は、インドから百済を経由し、6世紀に日本に渡ってきた日本最古の仏像(秘仏)とか。平安時代にはすでに…
伊勢路と美濃路が合流し、京と尾張を結ぶ交通の要衝に位置した甚目寺(じもくじ/愛知県あま市)。寺伝によれば推古天皇5年(597年)、伊勢国の漁師・甚目龍麿(はだめたつまろ)が観音像を網で引き揚げ堂を建て安置したのが始まりと…
岐阜市にある真言宗醍醐派の寺、岐阜善光寺。天正10年(1582年)3月、武田家の滅亡により、当時、信州から甲斐(甲府)の善光寺に遷されていた善光寺の秘仏(善光寺如来=阿弥陀三尊仏)を織田信長は岐阜城下に運びます。本能寺の…
川中島の合戦で、信州の善光寺焼失を恐れた信玄が、永禄元年(1558年)、御本尊の善光寺如来をはじめ、諸仏・寺宝類を奉遷するために建てた寺が甲府市に建つ甲斐善光寺(かいぜんこうじ)。寺の建つ板垣の郷は、善光寺を建立した本田…
現在は三重県四日市市内となった富田六郷の総氏神で、平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される古社が鳥出神社(とりでじんじゃ)。日本武尊(やまとたけるのみこと)が能褒野(のぼの)で没したときに、白鳥になって熱田に向かう途中…
乗鞍山上・畳平にある乗鞍岳バスターミナル(標高2702m)の横に建つ立派な社が、乗鞍本宮中ノ宮。五十猛大神(いそたけるおおみかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、大山津見大神(おおやまつみかみ)、淤加美神(おかみのか…
岐阜市にある14世紀末頃に創建、永正8年(1511年)、斎藤利匡(さいとうとしまさ)が再興した(開山は独秀乾才)臨済宗妙心寺派の寺、崇福寺(そうふくじ)。永禄10年(1567年)、織田信長が斎藤道三の孫の斎藤龍興を亡ぼし…
高野山金剛峯寺(こうやさんこんごうぶじ)の西端に位置する高野山山内の正門(総門)が大門(だいもん)。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産のひとつ。門が築かれたのは平安時代の末で、それ以前は九折谷(つづらおりだに)…
高野山に数ある塔頭(たっちゅう)寺院の中で、唯一、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産となるのが金剛三昧院(こんごうさんまいいん)。建暦元年(1211年)、源頼朝の菩提を弔うために北条政子が創建。当初は禅定院と称…
羽黒山(現在の出羽三山神社、江戸時代までは羽黒権現)の表参道は、随神門(旧仁王門)をくぐり五重塔脇の石段を上る道で、樹齢350年から500年の杉並木の中を上っていきます。全長1.7km、2446段の長い石段の道は、途中一…
和歌山県海南市、藤白峠の麓にあり、創建は神話の時代(景行天皇の御代)ともいわれる古社が藤白神社(ふじしろじんじゃ)。社殿は万葉時代に斉明天皇が牟婁の湯(白浜温泉)行幸の際に創建されたと伝わる古社です。拝殿の東側には、全国…
羽黒山山頂に建つ出羽神社三神合祭殿は出羽三山信仰の中心となる存在で、月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した聖地。月山、湯殿山は、冬期間積雪のため参拝できないことから、三神を祀るようになったといわれています。明治維新以前の神…
山形県山形市山寺、東北の修験道の聖地として繁栄した、台密(天台宗)の古刹、立石寺。山寺と通称され、芭蕉が「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の名句を残したことでも知られていますが、江戸時代までは修験の地。修行の岩場は、釈迦ヶ峰と…