秋篠寺
奈良県奈良市秋篠町にある古刹が秋篠寺(あきしのでら)。光仁天皇の勅願寺で、奈良時代末に平城京の西北端、秋篠の里に建てられましたが、保延元年(1135年)の火災により主要な伽藍を焼失。現存する本堂は創建時の講堂跡に鎌倉時代…
奈良県奈良市秋篠町にある古刹が秋篠寺(あきしのでら)。光仁天皇の勅願寺で、奈良時代末に平城京の西北端、秋篠の里に建てられましたが、保延元年(1135年)の火災により主要な伽藍を焼失。現存する本堂は創建時の講堂跡に鎌倉時代…
奈良県奈良市般若寺町にある真言律宗の古刹が般若寺(はんにゃじ)。寺伝によれば、舒明天皇元年(629年)、高句麗(コグリョ)の僧・慧灌(えかん)が創建し、天平7年(735年)、聖武天皇が伽藍を建立したという。創立伝承は異説…
奈良県奈良市忍辱山町(にんにくせんちょう)、奈良と柳生を結ぶ柳生街道随一の名刹が忍辱山円成寺(にんにくせんえんじょうじ)。天平勝宝8年(756年)、聖武天皇と孝謙天皇の勅願で、渡来僧・鑑真(がんじん)の弟子・虚瀧(ころう…
和歌山県海南市にある天台宗の寺が善福院(ぜんぷくいん)。鎌倉時代初期の建保3年(1215年)、臨済宗を開いた栄西が廣福寺五ヶ院のひとつ、宝遊山廣福禅寺として創建。安土桃山時代には加茂氏の菩提寺として栄えましたが、明治の廃…
神奈川県鎌倉市、臨済宗円覚寺派の大本山の円覚寺(えんかくじ)。鎌倉五山第二位という名刹ですが、塔頭(たっちゅう=子院)の正続院にある舎利殿は、国宝。鎌倉はもちろん、神奈川県では唯一の国宝建築物です。正続院は、円覚寺を開山…
長崎県長崎市にある江戸時代初期に華僑(かきょう)が創建した唐寺のひとつで、興福寺、福済寺とともに「長崎三福寺」に数えられるのが崇福寺(そうふくじ)。第一峰門(だいいっぽうもん)は、元禄8年(1695年)再建の中門で、建材…
長崎県長崎市にある江戸時代初期に創建された唐寺のひとつ、崇福寺(そうふくじ)。慶長17年(1612年)の禁教令により、仏教寺院を菩提寺にすることが義務付けられたため、長崎在住の華僑(かきょう)も自らの寺を建立することに。…
長崎県長崎市にある黄檗宗の古刹、崇福寺(そうふくじ)。寛永6年(1629年)、長崎で貿易に従事する福州出身の唐人たちの要望で、超然(ちょうねん)が招聘されて建立した、黄檗宗の寺院。興福寺、福済寺とともに「長崎三福寺」のひ…
岐阜県多治見市虎渓山町にある臨済宗南禅寺派の名刹、永保寺(えいほうじ)。山号の虎渓山(こけいざん)の名称は景色が中国江西省の廬山(ろざん)の麓にある絶景の地・虎渓(こけい)に似ていることに由来。正和2年(1313年)に守…
守護大名・土岐頼貞(ときよりさだ)の招きで臨済宗の僧・夢窓疎石(むそうそせき)が開いたといわれる岐阜県多治見市の名刹、永保寺。夢窓疎石は、同門の元翁本元(げんのうほんげん)に寺を譲り、開山としています。永保寺開創の夢窓疎…
岐阜県多治見市虎渓山町にある臨済宗南禅寺派の寺、虎渓山永保寺(こけいざんえいほうじ)。守護大名・土岐頼貞(ときよりさだ)の招きで、臨済宗の僧・夢窓疎石(むそうそせき)が開いたとされる名刹ですが、本堂である観音堂は、夢窓疎…
山口県下関市長府にある曹洞宗の寺、功山寺(こうざんじ)。仏像を安置し礼拝する仏殿は、柱の墨書により元応2年(1320年)の建立と判明し、国宝。入母屋造(いりもやづくり)、檜皮葺き(ひわだぶき)で、禅宗様仏殿として貴重な存…
山口県下関市長府にある曹洞宗の名刹で、長府毛利家の菩提寺が功山寺(こうざんじ)。嘉歴2年(1327年)創建の曹洞宗の寺で、創建当初は長福寺(臨済宗)と称していました。創建以前の元応2年(1320年)建築という純禅宗様建築…
東京都東村山市、臨済宗建長寺派の寺、正福寺(しょうふくじ)。鎌倉幕府第8代執権・北条時宗(ほうじょうときむね/在職1268年〜1284年)が鷹狩時に病に伏した際、地蔵菩薩が夢枕に立って丸薬を与え、それによって病から回復し…
東北にある国宝建築物は、6ヶ所。最北の国宝建築物は、中世の藤原文化を今に伝える中尊寺金色堂(岩手県)です。福島県の白水阿弥陀堂ともに、京で隆盛した末法思想・浄土信仰が東北まで到達していたことを表しています。宮城県の国宝3…
日本三景・松島にある名刹・瑞巌寺。その正式名は松島青龍山瑞巌円福禅寺。臨済宗妙心寺派の禅寺です。現存する庫裏(くり=瑞巌寺での表記は庫裡)は、江戸時代初期、伊達政宗の再興時に建てられたもので、国宝。庫裡は、禅宗寺院の台所…
『大漁唄い込み』に「松島のサーヨー 瑞巌寺ほどの 寺もないトエー」と唄われる宮城県松島町の瑞巌寺(ずいがんじ)。現存する本堂は、伊達政宗(だてまさむね)が寺を再興した際の方丈で、慶長14年(1609年)3月に上棟、東北で…
宮城県仙台市青葉区にある仙台62万石の総鎮守社が大崎八幡宮。社伝では8世紀、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が武運長久を祈り、遠征先の鎮守府(胆沢城)に宇佐神宮を勧請し鎮守府八幡宮を創建したのが始まりという古社です…