万人講常夜燈
滋賀県甲賀市土山町、江戸時代に四国・象頭山金毘羅大権現への金毘羅参りの講中が道中の安全を祈願して建立したもので重さ38t、高さ5m44cmの自然石の常夜燈。東海道の難所のひとつ鈴鹿峠を越える旅人の道中安全を見守ってきた常…
滋賀県甲賀市土山町、江戸時代に四国・象頭山金毘羅大権現への金毘羅参りの講中が道中の安全を祈願して建立したもので重さ38t、高さ5m44cmの自然石の常夜燈。東海道の難所のひとつ鈴鹿峠を越える旅人の道中安全を見守ってきた常…
滋賀県彦根市古沢町にある中世の山城が佐和山城。織豊政権下で、畿内と北陸や東国を結ぶ要衝に位置するため織田信長の宿老・丹羽長秀、豊臣秀吉の五奉行のひとり石田三成が居城とし、藩政時代には近世的城郭として彦根城を築くまで井伊直…
群馬県館林市にある、江戸時代に館林藩の藩庁となった城が館林城(たてばやしじょう)。中世城郭の築城時期、築城者については諸説あり定かでありませんが、近世的な城郭は、徳川四天王のひとり、榊原康政(さかきばらやすまさ)が城沼(…
三重県伊賀市、「赤門」の愛称で親しまれる江戸時代の藩校の遺構が旧崇広堂(きゅうすうこうどう)。伊賀上野に住む藩士子弟を教育する目的で、津藩10代藩主・藤堂高兌(とうどうたかさわ)が江戸時代後期の文政4年(1821年)に藩…
和歌山県田辺市中辺路町近露、熊野古道・中辺路(なかへち)、大坂本王子と近露王子の間にある峠が箸折峠。鎌倉時代建立と推定される高さ1.1mの宝篋印塔(和歌山県指定文化財「近露の宝塔」)が立っています。これは花山法皇の熊野御…
和歌山県田辺市、田辺市を流れる会津川の河口、錦水公園の一角にあるのが田辺城水門跡。慶長11年(1606年)、紀伊和歌山藩初代藩主・浅野幸長(あさのよしなが)の家老・浅野知近(あさのともちか)が築城。その後、すぐに廃城とな…
山口県萩市旧松本村地区にある伊藤博文が松下村塾に通ったという伊藤博文旧宅近くに建つのが伊藤博文別邸。明治41年、伊藤博文がハルビン駅で射殺される2年前に、東京府下荏原郡大井村(現・東京都品川区大井3丁目)に建築した別邸の…
尾張国の総社、尾張大国霊神社(国府宮)近くの愛知県稲沢市松下2丁目に立つのが尾張国衙址碑(おわりこくがあとひ)。尾張国の国府の遺構はまだ見つかっていませんが、ここが尾張国府推定地。稲沢市の松下地区は、かつての字名が国衙(…
山口県萩市、重伝建に選定される堀内地区、萩城大手門(二の丸南門)跡の南50mに建つ厚狭毛利家(あさもうりけ)の萩屋敷の武家長屋が旧厚狭毛利家萩屋敷長屋。萩に現存する武家長屋ではもっとも規模が大きな建物で、横一列に各部屋が…
山口県萩市、堀内地区の堀内鍵曲(ほりうちかいまがり)すぐ近くにある武家屋敷が口羽家住宅。口羽家は、萩藩の寄組士で1018石ほどの家柄。現存するのは、主屋と表門の2棟で、いずれも18世紀後半から19世紀初めに建てられたもの…
山口県萩市、萩城下の商家が並ぶ呉服町の御成道沿い、萩随一の豪商だった菊屋家住宅の向かいに建つ商家が旧久保田家住宅。久保田家は、江戸時代後期に近江から萩に移り、初代・久保田庄七が熊谷町の久保田家の分家となり、呉服商を開いた…
山口県萩市、土原地区にある武家屋敷の長屋門が小川家長屋門(こがわけながやもん)。小川家初代は毛利元就に仕え、その後、萩藩の大組士(500石)となり、幕末期の当主・小川厚狭佐(こがわあさのすけ)は慶応元年(1865年)〜明…
山口県萩市、かつての萩城三の丸、堀内にある益田家は、永代家老を務めた萩藩の重臣。屋敷が城下と結ぶ北総門に近い位置にあったため、見張り台も兼ねた矢倉をもっていたという。それが旧益田家物見矢倉で、北の総門からの人の出入りを見…
山口県萩市、川島地区を流れる人工河川の藍場川に面して建つのが桂太郎旧宅。弘化4年(1847年)に生まれ、3歳でこの川島地区に移り住んだ桂太郎は、のちに内閣総理大臣(第11代、13代、15代)に上りつめた人物。現在の建物は…
山口県萩市、川島地区の桂太郎旧宅近く、人工河川の藍場川に面して建つ武家屋敷が旧湯川家屋敷。長屋門があることでから、幕末に建てられた中級武士の邸宅と推測できます。船が通りやすいように高く造られた玄関口から道に架かる石橋のほ…
愛知県稲沢市国府宮(こうのみや)にある古社が尾張大国霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)。尾張国の国府が近くにあり、尾張国に赴任した国司が国内の神社を巡拝する制度を簡略化するため、国府近くに選定、あるいは創建した尾張国総…
愛知県岡崎市井田町にあった中世の城が井田城。徳川家康生誕の岡崎城と、徳川家(松平家)の菩提寺・大樹寺(だいじゅじ )を結ぶ線の中間という、重要な位置にあり、徳川四天王(酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政)の…
山口県萩市、萩城城下町・呉服町にあり、萩藩の御用商人として藩を支えた豪商の館が重要文化財菊屋家住宅。現存する建物は江戸時代初期のもので、主屋、本蔵、金蔵、米蔵、釜場などが残り、うち4棟を一般公開。雪隠(せっちん)にも床の…