泉鏡花記念館
明治の中頃から、大正、昭和にかけて300編あまりの作品を発表し、徳田秋聲、室生犀星と並んで「金沢三大文豪」にも数えられる泉鏡花の足跡を紹介するのが泉鏡花記念館。泉鏡花記念館は鏡花の生家跡(金沢下新町23番地)に建てられ、…
明治の中頃から、大正、昭和にかけて300編あまりの作品を発表し、徳田秋聲、室生犀星と並んで「金沢三大文豪」にも数えられる泉鏡花の足跡を紹介するのが泉鏡花記念館。泉鏡花記念館は鏡花の生家跡(金沢下新町23番地)に建てられ、…
金沢の伝統産業である金箔についてのミュージアムで、金箔の製造工程から金箔を使った美術工芸品、製造道具など480点あまりを一堂に紹介するのが金沢市立安江金箔工芸館。「箔移し」の実演コーナーでは、箔の見事なまでの薄さが実感で…
加賀藩士・寺島蔵人(てらしまくらんど)は禄高450石の中級武士として、農政、財政の実務的な仕事を歴任。1777(安永6)年に、藩から邸地を拝領し新築したといわれる邸宅は、家屋、土蔵、土塀が現存し、中級武家屋敷の特徴を伝え…
1863(文久3)年、加賀藩13代藩主・前田斉泰(まえだなりやす)が母・眞龍院(12代斉広夫人・隆子)のために造営した巽御殿(たつみごてん=隠居所)が成巽閣(せいそんかく)で、国の重要文化財。もともとは金沢城より巽(たつ…
金沢城の西側、北陸随一の繁華街でもある香林坊に近い長町一帯が藩政時代の武家屋敷群である長町武家屋敷跡。加賀藩の中級から上級武士の屋敷があった場所で、敵の侵入を防ぐために造られた袋小路や複雑に曲がりくねった道など、城下町の…
金沢市街を流れ、別名「男川」と呼ばれている犀川(さいがわ)に架かる鉄橋が犀川大橋。初代の橋は1594年(文禄3)年、加賀藩・初代藩主、前田利家が北国街道(ほっこくかいどう)に架けたもの。現在の橋は、大正13年に英国製の鋼…
藩政時代からの歴史を持つにし茶屋街は、お茶屋が軒を並べた花街。明治以後も歓楽街としてにぎわいましたが、戦後は遊廓の廃止とともに料亭などに変わっています。現在は、料亭や芸妓置屋が軒を連ね、今も古い時代の風情を残しています。…
金沢にはひがし、にし、主計町(かずえまち)の3つの茶屋街があり、なかでももっとも格式の高い茶屋街がひがし茶屋街。1820(文政3)年に設置され、京・祇園に並ぶといわれた歴史と格式を誇る花街です。国の重要伝統的建造物群保存…
金沢の庶民が通った花街(はなまち)が浅野川沿いにある主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)。戦前まで鼻の下を伸ばした男たちは、中の橋をいそいそと渡り、人目に付かないように「暗がり坂」の石段を歩いて、主計町に通ったのだとか。…
浅野川大橋の下流側に架かる歩行者専用の木造の橋が中の橋。東山から主計町茶屋街(かずえまちちゃやがい)に通うには便利な橋です。藩政時代の末期に住民が有料の「一文橋」として架けたのが始まり。昭和28年の大水で流出しましたが昭…
浅野川大橋の上流側に架かる木造風の歩行者専用橋が梅ノ橋。明治43年に架けられたのが初代の橋です。「廓の客の一人が言いだしてかけた、廓へのかよい橋である」と作家の井上雪が『廓のおんな』に書いているとおり、ひがし茶屋街へと歩…
金沢市街を流れる浅野川に架かる初代の橋は、犀川(さいがわ)と同様に1594年(文禄3)年、加賀藩・初代藩主、前田利家が北国街道に架橋したもの。現存するレトロな橋は、国道359号の橋ですが大正11年に造られたコンクリート製…
大正13年6月8日竣工の旧石川県庁舎を再生した記念館が石川県政記念しいのき迎賓館。設計は辰野金吾らの薫陶を受け、国会議事堂なども手掛けた矢橋賢吉(やばしけんきち)で、石川県内初の鉄筋コンクリート造り。平成15年1月6日の…
兼六園や金沢城公園にほど近い金沢市広坂にある現代美術を中心に収蔵展示するのが金沢21世紀美術館。正面や裏側といった区別のない円形のフォルムで、外壁や建物内の壁面などにガラスを多用したユニークなミュージアムです。設計は、妹…
金沢市の伝統芸能である宝生流の能楽「加賀宝生」(かがほうしょう)に関連する貴重な美術品を収集展示するミュージアムが金沢能楽美術館。金沢市の文化財に指定される佐野家伝来の能楽資料(能面14面、能装束61領、扇10本)も収蔵…
平成15年に開庁した3代目となる石川県庁舎。2代目は石川県政記念しいのき迎賓館として再生されています。3代目となる庁舎は地上19階(高さ98.8m)で、最上階の19階は展望ロビーになっています。
江戸時代末期に北前船を駆使し、「海の豪商」「海の百万石」と称された銭屋五兵衛を紹介するのが石川県銭屋五兵衛記念館。近世を代表する海運業者となった銭屋五兵衛は、晩年、河北潟干拓事業に着手しますが、死魚中毒事故にかこつけた反…
石川県立美術館は兼六園の西に隣接するのが石川県立美術館。兼六園の随心坂口を出れば目と鼻の先にあります。石川県の美術工芸の姿を紹介することを目的として設立された美術館で、国宝の色絵雉香炉をはじめ重要文化財も数多く収蔵し、所…