那谷寺
石川県小松市にある高野山真言宗別格本山が那谷寺(なたでら)。寺伝によれば古代から聖地だった地に、養老元年(717年)、白山開山の泰澄(たいちょう)が創建したと伝えられる古刹。泰澄は岩屋に千手観音像を安置し、自生山岩屋寺と…
石川県小松市にある高野山真言宗別格本山が那谷寺(なたでら)。寺伝によれば古代から聖地だった地に、養老元年(717年)、白山開山の泰澄(たいちょう)が創建したと伝えられる古刹。泰澄は岩屋に千手観音像を安置し、自生山岩屋寺と…
埼玉県熊谷市永井太田にある天平15年(743年)、行基開山と伝わる高野山真言宗の寺、能護寺。「妻沼のアジサイ寺」としても有名で、6月中旬〜7月上旬頃には、「隅田の花火」など50種類800株のアジサイが開花し、見事です。現…
埼玉県所沢市上山口、天台宗別格本山が狭山不動尊。開山は、昭和50年と新しいのですが、古い建造物があることで有名な天台宗の寺。山門は2代将軍・徳川秀忠ゆかりの増上寺(東京都港区)に造営された台徳院霊廟の門だった勅額門で、国…
和歌山県日高郡由良町にある臨済宗妙心寺派の寺、興国寺。鎌倉時代初期の安貞元年(1227年)、高野山・金剛三昧院(こんごうざんまいいん)の別当・願性(がんしょう/葛山景倫=源実朝に仕えた武士)が源頼朝の霊を弔うために宋から…
和歌山県田辺市中辺路町、熊野古道・中辺路(なかへち)にある臨済宗妙心寺派の寺、一願寺。正式名は福巖寺ですが、一願寺として有名。『安珍・清姫物語』の清姫の故郷である真砂(現・中辺路町真砂)にあった萬福禅寺と菴ノ尾の福徳菴を…
和歌山県田辺市本宮町、熊野古道・中辺路(なかへち)の猪鼻王子(いのはなおうじ)近くにある古社が船玉神社。熊野本宮大社の奥の院にあたる社で、幕末から明治初頭に、吉原の遊郭(ゆうかく)で流行った端唄(はうた=技巧の少ない短い…
東京都台東区入谷にある江戸時代の藩屋敷に鎮座した社がルーツの神社が太郎稲荷神社。人形町の水天宮は久留米藩というように、江戸には諸大名の藩邸ゆかりの神社も数多く、柳川藩(柳河藩)立花家中屋敷にあったのが、西町太郎稲荷神社(…
大阪府貝塚市にある天台宗別格本山が水間寺(みずまでら)。天平16年(744年)、聖武天皇の勅願により行基が建立したと伝えられる古刹で、厄除けの観音様として府下一円に名高い名刹。蕎原川(そぶらがわ)と秬谷川(きびたにがわ)…
大阪府東大阪市出雲井町、生駒山(642.3m)の西麓に鎮座する河内国一之宮が枚岡神社(ひらおかじんじゃ)。社伝によれば神武天皇の御代の創建で、神護景雲2年(768年)には枚岡神社の祭神2柱を春日大社に分祀したことから「元…
大阪府高槻市にある天台宗の古刹で、日本で最初に毘沙門天が安置された霊場といわれるのが神峯山寺(かぶさんじ)。天武元年(683年)、役行者(えんのぎょうじゃ=役小角・えんのおづぬ、修験道の始祖)が開山し、宝亀5年(774年…
大阪府河内長野市にある真言宗御室派の大本山が金剛寺(こんごうじ)。女人禁制だった高野山に対して女性も参詣ができたため、「女人高野」とも呼ばれています。天野殿、楼門、鐘楼、経蔵、宝蔵、薬師堂、五仏堂、求聞持堂、御影堂、多宝…
奈良県生駒市にある真言律宗の寺、長弓寺(ちょうきゅうじ)。現存する本堂は棟木銘から弘安2年(1279年)の建築であることが判明し、国宝。入母屋造り(いりもやづくり)、檜皮葺き(ひわだぶき)、鎌倉時代の密教仏堂の代表作とし…
奈良県奈良市中町にある霊山寺真言宗大本山が霊山寺(りょうせんじ)。聖武天皇が行基に命じて創建したという古刹で、棟札から弘安6年(1283年)の建築であることが判明する本堂は、鎌倉時代の和様仏堂の代表作で、国宝。外陣、内陣…
香川県坂出市にある古社、神谷神社(かんだにじんじゃ)。五色台の一峰・白峰山の神谷に鎮座する社で、大正時代の本殿修理の際に、棟木(むなぎ)から建保7年(1219年)に本殿を再建したことが記された墨書銘が発見され、建築年が確…
香川県坂出市、五色台の一峰・白峰山の麓に鎮座する平安時代編纂の『延喜式神名帳』にも記載される古社が、神谷神社(かんだにじんじゃ)。現存する三間社流れ造りの本殿は、建保7年(1219年)築で、建築年の明らかな神社建築として…
香川県三豊市にある高野山真言宗の寺、本山寺(もとやまじ)。四国八十八箇所霊場第70番札所で、空海(弘法大師)が自刻と伝わる本尊の馬頭観音菩薩(秘仏)を安置する本堂は国宝。長宗我部元親の讃岐侵攻の戦禍からも逃れた正安2年(…
高知県長岡郡大豊町にある真言宗智山派の寺、豊楽寺(ぶらくじ)。豊楽寺は聖武天皇の勅願で行基開山と伝わる古刹ですが、本尊・薬師如来坐像、脇仏・阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像を安置する薬師堂(本堂)は、平安時代末期建立と推測さ…
京都府京都市左京区の鞍馬山にある、京の鬼門鎮護の鞍馬寺(くらまでら)。清少納言が「近うて遠きもの」の例にあげた九十九折参道途中にある由岐神社は、天慶3年(940年)、天慶の乱(てんぎょうのらん)が勃発した際、朱雀天皇の勅…