美濃橋

美濃橋

岐阜県美濃市を流れる長良川に架る人道吊橋が美濃橋。大正5年8月完成した吊橋で、歩行者、自転車のみ通行可能ですが、今も現役。現存する最古の近代吊橋で、国の重要文化財に指定されるほか、土木学会選奨土木遺産を受賞。張られたネットは興味本位での飛び込み防止用です。

大正期を代表する吊橋として、国の重要文化財に

主塔は鉄筋コンクリート製、吊ケーブルで支持された橋桁に木の床板が渡され、それを朱色に塗られた補剛トラスが支えています。
橋長113.0m、幅員3.1mで、昭和40年頃までは、小型乗合バスなども通行していましたが、昭和31年、上流側に岐阜県道81号美濃洞戸線の新美濃橋が架橋され、車はそちらを走行しています。

橋が架けられるまでは、牧谷街道の前野渡しという渡船場がありましたが、交通量の増大で、岐阜県技師戸谷亥名蔵を中心に橋が建設されたもの。
少し無粋なネットが張られているのは、近くの岩場とともに「飛び込みスポット」として有名で、長良川に飛び込んで、死亡する事故が3件ほど発生したため、飛び込み防止用に張られたもの。
一見、穏やかそうに見える流れでも、実際は川底に引き込む流れがあり、上がってこれないこともあるのだとか。

美濃橋
名称 美濃橋/みのばし
所在地 岐阜県美濃市前野・曽代
関連HP 美濃市公式ホームページ
電車・バスで 長良川鉄道梅山駅から徒歩15分
ドライブで 東海北陸自動車道美濃ICから約4km
駐車場 長良川河川敷を利用
問い合わせ 美濃市教育委員会 TEL:0575-35-2711
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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