愛知の人は、実は日本一の大仏好きかと思えるほど大仏が多く、主たる丈六(4.85m)以上の大仏だけで7ヶ所もあります。もっとも歴史あるのが東海市の聚楽園大仏(昭和2年造立)と西尾市の刈宿の大仏(常福寺/昭和3年)で、制作は、ともに後藤鍬五郎(ごとうくわごろう)で、これが原点になっています。
名古屋大仏(桃巌寺)|名古屋市
所在地:愛知県名古屋市千種区四谷通2-16
像高:坐高10m(台座を含めると15m)
仏像名:釈迦如来
建立年:昭和62年
概要:台座は蓮ではなく、10頭の象の像が本尊を支えている形で、平成18年に緑色に塗装され、異色の緑色の大仏に
地元では名古屋出身・鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場する緑色のピッコロ大魔王から「ピッコロ大仏」とも
北大仏(普光寺)|名古屋市北区
所在地:愛知県名古屋市北区大杉3-12-8
像高:7.235m
仏像名:釈迦如来
建立年:平成15年
概要:黄金に輝き、螺髪(らほつ=丸まった髪の毛)部分のみ深緑色
釈迦牟尼大仏(興正寺)|名古屋市昭和区
所在地:愛知県名古屋市昭和区八事本町78
像高:7.1m
仏像名:釈迦牟尼(釈迦のこと)
建立年:平成26年9月6日
概要:平成大仏とも称され、塔高26mの五重塔(国の重要文化財)前
八事山興正寺には名古屋三大仏に数えられる大仏がありますが、それが本尊の銅製大日如来坐像で、元禄10年(1697年)鋳造
聚楽園大仏|東海市
所在地:愛知県東海市荒尾町西丸山(聚楽園公園内)
像高:昭和2年5月21日
仏像名:阿弥陀如来
建立年:18.79m
概要:大正5年に実業家・山田才吉が開園した聚楽園内に鎮座
一見すると銅製に見えますが、昭和60年に銅色に塗装されたもので、実は鉄筋コンクリート製
制作は、後藤鍬五郎(ごとうくわごろう)です
布袋の大仏|江南市
所在地:愛知県江南市木賀町大門132
像高:18m
仏像名:薬師如来
建立年:昭和29年3月24日
概要:名古屋市できゅう師を営んでいた前田秀信が夢告を受けて建立した薬師如来坐像
刈宿の大仏(常福寺)|西尾市
所在地:愛知県西尾市刈宿町出口50
像高:座高7m(台座を含めると14m)
仏像名:阿弥陀如来
建立年:昭和3年
概要:昭和天皇の即位を記念し、海難者の冥福を弔うのと、漁師の安全を祈願し建立
制作は、後藤鍬五郎です
特撮映画『大仏廻国・中京編』(昭和9年)にも登場(平成30年、『大仏廻国 The Great Buddha Arrival』としてリメイク)
「だいぶつ」ではなく、「かりやどのおおぼとけ」
新生大仏(成田山名古屋別院大聖寺)|犬山市
所在地:愛知県犬山市犬山北白山平5
像高:5mほど
仏像名:阿弥陀如来
建立年:昭和30年
概要:犬山市に昭和28年11月3日に開山した成田山新勝寺の別院が、成田山名古屋別院大聖寺で、その境内にある大仏です
日本一大仏が多い!? 愛知の大仏 7選 | |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag