群馬県立近代美術館

群馬県立近代美術館

群馬県高崎市、昭和49年、県立公園群馬の森開園と同時に開館した県立の美術館が、群馬県立近代美術館。群馬県ゆかりの作家たちの作品、国内外の近代美術、現代美術、日本と中国の古美術を中心とした戸方庵(こほうあん)井上コレクション、群馬にふさわしい染織作品などを2000点をコレクションとして収集。

国内外の近現代美術と群馬県内作家の作品を展示

群馬県立近代美術館

戸方庵井上コレクションは、故・井上房一郎(いのうえふさいちろう)の寄贈による日本・中国の古美術コレクション。
室町時代の名品『伝蛇足(じゃそく)筆 山水図』、中国・南宋時代の『金大受 羅漢図』という重要文化財2件を含む中国絵画、室町水墨画、江戸諸派、近世禅林絵画、文人画、書など229点で、司馬江漢、谷文晁、葛飾北斎、狩野栄信、長谷川宗宅、尾形乾山などの名作が揃っています。
井上房一郎は、白衣大観音を建設した井上保三郎の長男で、高崎市民オーケストラの結成に尽力するなど、文化芸術活動のパトロンとしても活躍、群馬県美術館建設委員会の会長を務めてもいるのです。
近代美術館ながら古美術の展示も充実しているのは、美術館建設の立役者が井上房一郎だったから。

群馬県立近代美術館の無料ゾーンには、絵本コーナー「えほんの森」があり、美術鑑賞の前後に、カーペットフロアやソファに座って絵本を読むことができます。
「えほんの森」は、ホールにあるので、子供連れならここと、群馬の森の遊具や芝生広場を目的に美術館を訪ねることも可能。
まずは美術館、美術に親しんでもらおうという粋な計らいです。

ミュージアム・ショップ、「森のレストランころむす」も併設。
レストランでは地元産の食材にこだわった料理が味わえる。パスタ、森のきのこカレー、特製プレート、ソースカツ丼などが美味。
米は山形県の鶴岡市にあるレストランの専用田園で採れた「つや姫」と「はえぬき」を使用、古代米は高崎市の吉田農園の黒米を使っています。
アイスクリームは「長坂牧場」、チーズケーキは「ウェルク高崎」と提携というこだわり。

ちなみに、高崎市美術館に併設して旧井上房一郎邸があるので、時間が許せばあわせて高崎市美術館の見学を。

群馬県立近代美術館
名称 群馬県立近代美術館/ぐんまけんりつきんだいびじゅつかん
所在地 群馬県高崎市綿貫町992-1群馬の森公園内
関連HP 群馬県立近代美術館公式ホームページ
電車・バスで JR高崎線倉賀野駅からタクシーで10分。または、JR高崎線高崎駅から市バスで10分、群馬の森下車
ドライブで 関越自動車道高崎玉村スマートICから約3km
駐車場 群馬の森第1駐車場(180台/無料)、群馬の森第2・3・4駐車場(300台/無料)
問い合わせ 群馬県立近代美術館 TEL:027-346-5560/FAX:027-346-4064
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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