常布の滝

常布の滝

群馬県吾妻郡草津町の大沢川に懸る落差は40mの秘瀑が、常布の滝。草津温泉と芳ヶ平・渋峠を結ぶ登山道途中に、常布の滝展望台があり、目下のところはそこから眺めるのが唯一の手段。滝への遊歩道は、落石と熊の出没で閉鎖され、廃道化しているので、近寄ることはできません。日本の滝百選に選定。

目下、滝への到達は不可で、展望台からの遠望のみ

常布の滝

芳ヶ平の湿原地帯を源流とする大沢川の標高1500m地点に懸る滝で、国土地理院に2万5000分の1地形図にもちゃんと滝名が入っています。
滝上部の断崖に温泉マークが描かれているように、滝周辺では温泉も湧出し、かつては常布の滝下温泉と通称される湯船もありましたが、今では落石の危険などから訪れることができません。

芳ヶ平への登山道を利用すると時間を要するので、国道292号の天狗山第六駐車場に車を置く方法もありますが、ここからの道も入山にあたっては地元草津町への確認が必要です(常布の滝展望台まで徒歩40分ほど)。

日本の滝百選に選定される群馬県の滝は、常布の滝のほか、吹割の滝(沼田市)、棚下不動滝(渋川市)の3瀑です。

常布の滝
名称 常布の滝/じょうふのたき
所在地 群馬県吾妻郡草津町草津
関連HP 草津町公式ホームページ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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