兵庫県神戸市中央区、神戸北野異人館街にある洋館のひとつで、明治後期に建てられた旧フリューガ邸が北野外国人倶楽部。入口にライオンの石像があることから「ライオンハウス3号館」と呼ばれていました。コロニアルスタイルの建物の館内に、王朝時代の食卓や家具を揃え、神戸開港当時の社交場を再現しています。
華やかな神戸居留地の社交場を再現
神戸居留地は、幕末の神戸開港を受け、日本人と外国人の混在居住を避けるため、明治元年〜明治32年に神戸港に設置された専用区画(126区画に分けられ、居留地内では治外法権が認めらていました)。
神戸居留地が設けられたのは、初代兵庫県知事・伊藤博文時代のことで、洋館が建ち並び、外交官や商社マンの社交場も設けられていました。
館内に再現されるのは、そんな神戸居留地の社交場です。
建物は木造2階建て、切妻屋根の洋館(文化財指定はありません)。
天井までのびる大型暖炉は、フランスのブルボン王朝時代(1589~1830年)に貴族が使っていたもので、レリーフが施された豪華な設え。
2つの階段があるのは、主人用と使用人用に区別されていたと推測できます。
庭には、1890年頃にノルマンディ地方の貴族が使っていた馬車が置かれています。
異人館うろこグループの運営で、北野外国人倶楽部のほか、うろこの家・展望ギャラリー、 山手八番館、 坂の上の異人館、英国館、洋館長屋、ベンの家に入館できる「異人館巡りプレミアムパス」(異人館7館+展望ギャラリー)で入館できます。
また「異人館巡りプレミアムパス」購入の特典として「無料ドレスサービス」も。
北野外国人倶楽部のほか、うろこの家・展望ギャラリー、坂の上の異人館、山手八番館に入館できる「山の手4館パス」(異人館4館+展望ギャラリー)の利用も可能。
北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸) | |
名称 | 北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸)/きたのがいこくじんじんくらぶ(きゅうふりゅーがてい) |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区北野町2-18-2 |
関連HP | うろこグループ公式ホームページ |
電車・バスで | JR三ノ宮駅・阪神三宮駅・阪急三宮駅から徒歩15分 |
ドライブで | 阪神高速道路神戸線京橋ランプから約2km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 北野外国人倶楽部 TEL:078-242-6458 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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