姫路城・水一門

姫路城の天守台を守るのが水の門。その最初の門が水一門(水の一門)で、「ほの門」をくぐった時に立ちふさがる巨大な油壁の陰に隠された一間棟門(いっけんむねもん)が水一門(水の一門)です。少しUターンするような構造で、さらに下り坂になるので、この門が正規の登城道とは思えませんが、実はそれもトリックのひとつ。こちらが正規の道。

油壁と一体となって天守曲輪を防御

姫路城之図・水一門

水一門(水の一門)は、棟門というこれまでにない特殊な門で、2本の柱とその上部を連結する冠木(かぶき)で、切妻造りの屋根を支えた平入りの簡素な門です(慶長年間の門がそのまま現存し、国の重要文化財に指定されています)。
脇にある高さ2.8m、最厚部で1.2mという油壁と一体となって防御する構えです。

「水の門」は、この先、水六門まで6つ連続し(水一門〜水二門は国の重要文化財、水三門〜水五門は土塀や渡櫓の一部や付属として国の重要文化財)、天守の入口に到達しますが、天守台の水を確保するルートであることが名の由来と推測できます。
この「水の門」が連続する曲輪は、水曲輪とも通称されています。

姫路城・水一門
名称 姫路城・水一門/ひめじじょう・みずいちもん
Mizu-Ichi-Mon(Water Gate 1),Himeji Castle
所在地 兵庫県姫路市本町68
関連HP 姫路城公式ホームページ
電車・バスで JR・山陽電鉄姫路駅から徒歩15分
ドライブで 山陽自動車道山陽姫路東ICから約6km
駐車場 市営大手門駐車場(600台/有料)、市営姫山駐車場(250台/有料)、市営城の北駐車場(150台/有料)
問い合わせ 姫路城管理事務所 TEL:079-285-1146/FAX:079-222-6050
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

姫路城

2017年12月7日

 

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