平尾台野焼き｜北九州市｜2024

2024年2月4日（日）、福岡県北九州市小倉南区平尾台、日本三大カルストのひとつとして知られる平尾台（340haが対象）で、『平尾台野焼き』が行なわれます。気象条件などで野焼きができない場合には、当日7:00までに判断し、予備日に実施されます。

ソラランド平尾台（平尾台自然の郷）で野焼きの観覧を

平尾台では、毎年春先に害虫駆除及び採草地改良のため50haの野焼きが行なわれていましたが、野焼き以外のエリアから例年火災が発生したため、景観の維持保全、害虫駆除による生態系の維持に加え、新たな目的として「地域住民の財産保全と安全確保」、「行楽客の危険防止」、「周辺山林への類焼防止」を加えて、野焼き範囲を拡大。
平成28年度以降は約340haの範囲で実施しています。

火入れは、平尾台野焼き委員会を中心に、警備・交通規制の小倉南警察署、飛び火警戒の北九州市消防局等消防機関、立ち入り規制の北九州市産業経済局・小倉南区など、300人近くの関係者の協力で行なわれるもので、エリアを分け、3回（第1次10:30〜、第2次11:00〜、第3次13:30〜）の火入れが順に行なわれています。

野焼き実施当日は、福岡県道28号線（直方行橋線）の一部（吹上峠分岐交差点〜内ノ蔵分岐交差点間）は7:00〜17:00頃まで通行止めに。

13:00頃〜17:00頃には、上記区間に加え、ソラランド平尾台（平尾台自然の郷）キャンプ場入口〜平尾台入口信号（行橋市）間も通行止めになり、小倉南区と行橋市間は通り抜けできません。
野焼き区域は全面立入禁止になりますが、ソラランド平尾台（平尾台自然の郷）で野焼きの観覧が可能です。

毎年2月第3日曜には、草原の景観維持、害虫駆除、林野火災の防止、生態系の保護を目的に『秋吉台の山焼き』も行なわれています。

平尾台

福岡県北東部、北九州市、行橋市、香春町、苅田町、みやこ町にまたがり、標高370～710m、南北6km、東西2kmにわたる、カルスト台地が平尾台。草原の間に白い石灰石が点在し、草原に遊ぶ羊の群れを思わせる「ピナクル」、すり鉢状の窪地「ドリーネ